水野敬也氏の最高傑作は『夢をかなえるゾウ』ではありません。
『夢ゾウ』もそりゃ面白いですけど、その10倍は面白い本を書いているのです。
そのタイトルは『LOVE理論』。
水野愛也という名義で書いていますが、同じ人です。
僕はマニュアル本を数え切れないほど読んでいますが(全然自慢にならないのですが…)、この本はその中でもトップクラスに入ります。というか、トップかもしれません。
恋愛に対する考え方が、根本から変わってしましました。
まず、水野氏は、ほとんどの男が女性にフラれる共通の理由を、明快に教えてくれます。
それは、
『余裕がなかったから』
です。
以下、本文から引用します。
『お前にもこういう経験があるだろう。好きでもないどうでもいい女の前ではいつもの自分でいられるし、そういう女からはホレられたりもする。しかし、好きな女の前に出るとどうしても緊張して余裕がなくなる。だから会話もぎこちなくなる。女はそういうお前をみて気持ち悪いと思うのだ』
つまり、好きになればなるほど、気持ち悪がられてしまうという悪夢のようなスパイラルが起こってしまいます。
この最悪な状況を回避する方法を、水野氏は教えてくれます。
少し長くなりますが引用します。とても大事なところだからです。テストに絶対出るところだからです。
『お前たちが好きな女の前で緊張してしまう理由。それは、「たった一人の女にホレ、その女しか口説いていないから」である。一人の女にホレてしまい、その女に執着する。ゆえに、「この女が手に入らなくなったどうしよう…」と不安になり、テンパるのである。
しかし、お前たちが同時に何人もの女を狙っていた場合どうなるか?「別にフラれてもいっか」そういう心の保険があるはずだ。これが恋愛五大陸理論の第一の理論、「執着の分散理論」である。
「いや、恋愛っていうのは一人の好きになった女を口説くもんでしょう」
そんなことを口走るお前の顔面に正拳突きを叩き込んでも良いだろうか?なにが「好き」だ。お前らが感じる「好き」なんていうのは、ただ外見が好みの女がお前らを勘違いさせるようなちょっと優しい態度をとったから「もしかしたらあの女イケるんじゃなねぇの?」そう思ってちょっと好きになってるだけだ。これは、まだ知りもしない女に対して勝手な妄想を膨らませているだけ。いわゆる「恋に恋している」状態だ。
だいたい、女なんて一年付き合っても「え?この子こういう性格だったの?」なんて発見もある。本当にその女の子が好きかどうかなんて付き合ってみないと分からんだろ
だからこそ、付き合うまでの口説きに関しては常時何人もの女に声をかけ、執着心を分散することが肝心なのだ』
そして水野氏は具体的な数字を挙げてくれます。
「五人以上の女を同時に口説くと、ほとんどテンパらなくなる。これを目安にして、狙っている女が五人に到着するまでは飲み会などに積極的に顔をだすと良いだろう」
さらに一途曲線(いちずきょくせん)という二次関数の図まで使って、口説く人数とテンパリ度の相関関係を分かりやすく教えてくれます。凄すぎる!
それと、恋愛に関する長年の疑問がこの本を読んで解けました。
僕の周りには凄いいい奴なのに、全然モテない人もいるし、なんであんな奴がモテているんだろう、と思う人もいます。
女性は、優しい男が好き、って聞くけど、僕の周りにいる本当に優しい男がモテていなかったりします。
水野先生の言葉をお聞きください。
『お前たちは、女の言う『優しい』の本当の意味が分かっているのか?今から俺がする話は耳をかっぽじって聞いておけ。お前の恋愛に対するスタンスを根本的に覆す可能性がある。いいか?女の言う「優しさ」とは、一言で言ってしまえば
「表面上の優しさ」
である。女は、お前らの「内面の優しさ」なんぞ見とらんぞ。女が見ているのは、レストランで座るときに椅子をひいてやるだとか、コートを着るのを手伝うだとか、車から降りるとき逆サイドに回りこみ扉を開けてやるだとか、そういった「表面上の優しさ」のみ。
お前たちの周囲でもいるだろう。「あいつ、すげーいいヤツなのになんでモテないんだろう」。そういう男の九割九分が「女の言う優しさは、表面上の具体的な行動によって確認することができる優しさである」という事実が理解できていない。そこで、俺の恋愛授業では、女の指す「優しさ」を、通常使われる抽象語の「優しさ」と明確に区別するために
「うわっつらKINDNESS(カインドネス)」
と、呼んでいる』
なんだか引用ばかりになってしまったのですが…。でも、本当に目から鱗(略してメウロ)のことばかり書いてあるもので。こういう授業を中学の保健の時間とかに受けておきたかったなあと。
というか、ここ何日かで二回も、恋愛マニュアル本についてブログで書いてますね…。
このブログが今後どういう方向にいくのかが、自分でも不安になってきました![]()
本当は、松岡正剛氏みたいな、本格的な書評ブログになるはずだったのですが…。
まあ、やはり自分の好きなことしか書けないので、だんだん素が出てきてしまいますね。
そして、最近酒を飲みながらブログを書いているので、それも原因なのではないかと…![]()
