先日、新型コロナウィルスの感染で入院中だった志村けんさんが亡くなられた。
その悲報をスマートフォンの通知で知った。以前から容体が良くないとの報道があったが、まさか亡くなられるとは思わなかった。
つい先日までテレビで元気な姿を見ていただけにショッキングな知らせだった。
これまでも新型コロナウィルスの感染による死者の報告が毎日のようにされてきたが、誰もが知る芸能人が亡くなって、その影響の大きさを感じた。
その悲報に加えて、京都では軽率な行動による感染者の増加もあり、新型コロナウィルスへの対策について改めて考えさせられた。
その一方で、別の意味で悲しいニュースもあった。志村けんさんが亡くなられたことで、中国に対するヘイトスピーチがツイッターに投稿されていることが。
このような投稿があるといつも思うことだが、何のためにそんな投稿をするのかその意図がわからない。誰も危険を冒してまで新型コロナウィルスを感染させているわけではない。
たまたま中国が発生源と言われているだけで、日本が発生源となることもありうることだ。そんな誰かを罵るような投稿を亡くなられた志村けんさんも喜ぶはずがない。そんなことが、なぜわからないのかと思ってしまう。
志村けんさんのように多くの人が身近に感じる人が亡くなることで、その脅威を改めて感じ、感染拡大を阻止するために日頃の行動を見直す機会にするのが最も大切なのではないだろうか。