はたけやま整体です。
長文失礼します。マニアックなので読まなくて結構です。
鍼灸の急処と整体の急処は似ていますが少し異なります。私は鍼灸で言われている処を信じて整体をしています。
ここは心臓の急処ですと伝えたところで、だからどうした。と言われそうです。私は黙って整体するタイプでした。
その分、自分なりにつけている施術の記録を見ると、この人は心臓。T6左とか書いてある。これは心臓に関係する急処は、背骨の胸椎5と6の間にあり、そのことを示しています。
整体は肋骨をよく見ます。肋骨(あばら骨)の一本一本が正確に動いているか。とても大事なことです。
呼吸によって動く肋骨。すぐ息切れするなどは、アバラの可動性が悪くなっている証拠です。なかでも心臓の急処付近に出やすい。胸椎5,6の間。なぜ間なのか・・・
以前、たしか60代の女性だったと思いますが、自分なりに心臓に負担があってそれが原因だ。と判断し、胸椎の5,6を中心に整体をしていました。その方は是骨沿いはもちろん、5,6の間から指を外に滑らせると、ものすごく固くあたる処があって、これを積極的に緩めていました。
記録を見ると、本当に心臓の問題は5,6で取れるのだろうか。取れるまでやってみる。など書いてある。
すると5回目にきた時に、
「心臓のところに疲れがあるから、と毎回取ってもらいましたか、すっごい楽になりました。」
「お友達と山登りにも行けました」
と大変喜んで報告を頂きました。
本当かな?と思いました。そんなんで(ごめんなさい)治るのか!と自分で疑ってしまったほどです。
あとでよく検証してみたところ、5,6の間を体の外側に指を滑らせていくと、肋骨にあたります。5,6の間ですが当たる肋骨は5番になります。棘突起で読んだ背骨と、横に滑らせて触れる肋骨は異なります。からだの構造がそうなっているからです。
なので6番がおかしいと、肋骨から施術をする場合、少し上に位置がずれるのです。そこで鍼灸の5,6の間というところを取ると両方に影響があるし、少し横に行けば5番にあたる。これが心臓の関係に大変よく効きます。それから鍼灸の考え方で体を見るようになったというわけです。
(すみません、わからないですよね)
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そういうことが続いてからというもの、すっかり信じて、「これは心臓の問題です。ここの硬いところがあるでしょう。これがとれれば楽になりますよ」と堂々としゃべって整体をしています。
ようするに自信がなかったし、胸椎の5,6番とは書いてあるけれど、その5,6をどうすれないいのか、どうなるといけないのか。よくわからなかったのです。
それがわかるようになってから、整体が随分と楽になりました。そして自信がついて、相手があそこが痛い。ここが痛いと言われようが、背骨を見ておかしいところを取れば大抵はよくなることも分かりました。
そういうつもりで整体をしているので気楽です。背骨が全部教えてくれます。
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僕の習った整体は、背骨の何番はどこと関係があると教わります。それを長く学びすぎると、これがこうなってここと結びつき、関連している。などもはや学者のようになっている。それでいていざ取ってもらうと、下手過ぎて全然変わらない。そう言う人が多かった。だから古い人ほど信用しなかった。
あるとき先生は、
「ここにあるから取る。」とあっさり一言。
ふと思い出しましましたのでここに記録しておきます。理論、理屈で考える世界じゃないということですね。きっと。
背骨沿いの疲れを見つけて、上手にとれば体は治る方向へと走り出します。それを生かすも殺すも本人次第です。良い方向へ導くのも我々の仕事で、体操をやるよう支持したり、日常生活にまで首を突っ込んでうるさく言うわけです。
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10月の自然体操教室
10/16,10/30,いずれも金曜日
午前 10:00~11:00
ごご 15:00~16:00
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