茶会当日。
本当に迎えが来た。
『牧野様、お迎えに上がりました。』
『はい。今出ます。』
階段をかけ降りるとダックスフント。
あー頑張らなきゃっ!
道明寺邸に着くと、先輩が案内してくれた部屋には、もう『0』が何個も着くような振り袖。
でも、すごく綺麗…。
ロイヤルブルーに銀や金の刺繍…あたしは、息を飲んだ。
『これは、坊っちゃんがデザインして作らせたんだ。』
思わず見とれる
『さぁ、つくし!時間がないよ!準備するとしよう。』
あれから1時間後、私は鏡の前にいた。
結い上げられた黒い髪。
肌の白さが際立ち、主張する真っ赤なルージュ。
『坊っちゃんにも見せてやりたいねぇ…』
息つく間もなく、メイドさんがやってきた。
『牧野様、お迎えに西門様と花沢様と美作様がお見えになりました。』
ロビーまで歩いていくと
『おぉ!牧野は本当和服が似合うな!』
西門さんがあたしに言った。
『寸胴で悪かったわねっ!』
『牧野。綺麗だ』
『花沢類…//』
『あーあー。牧野、司が怒るぞ?(笑)』
俺は、一瞬時が止まった。
あれが俺がよく知る牧野なのか?
しなやかな黒髪を結い上げ
肌の白さを際立たせる
ロイヤルブルーの振り袖。
気の強さをいや、重圧にも
臆しない強さを表すような
真っ赤なルージュ。
そう感じたのは
俺だけじゃないはずだ。
あきら、類。
こいつらも同じだ。
目をみれば分かる。
牧野をここまで変えたのは
司だろう。
いや、ここまで変えられた力は
きっと二人の愛。
今まで育まれた絆だろう。
『さっ!みんないきましょ?!』
『あ、そうだなっ!あんまり綺麗だから、変な虫がつかねーように見張ってなきゃな。つくしちゃん♪』
『そうそう。猛獣に噛みつかれんのは俺らだからな!』
『もうやめてよ!//さっ行くよー!』
4人で車に乗り込み他愛のない話をしながら西門邸まで車を走らせた。
この時つくしは、自分の体の変化にもまだ知る余地も無かった…
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