西門邸に降り立った瞬間
無数の眩しい光に囲まれた。
F3は、あたしを守るように
エスコートし、中に入っていく。
始めに声を掛けられたのは
西門さんのお母様。
『つくしちゃん。今日は来てくださってありがとう。楽しんでいってくださいね。』
かれこれ何回も出入りをしている
西門邸では、お母様もよくして
くださっていたのだ。
『それにしてもすごい人だよね~さすが西門一門。』
『まぁな。
じゃあ、俺もちょっと準備あるからまたな』
そういって西門さんは、去っていった。
『こりゃ~雑誌やら新聞やら載るかもね』
『えー!困るっ!恥ずかしい!』
『大丈夫だよ牧野。綺麗だから。』
『ちょっ//…花沢類。そういうことじゃないんだってば。』
『司も心配で気が気じゃねーだろうな!』
『そんなことないよ…。あたしなんて雑草のつくしだし。』
そうだ。牧野は、司と離れて
どんどん綺麗になっていく。
たまに、ものすごい色気を
出してみたり
あの屈託ない笑顔で周りを魅了
するんだ…。
総二郎もあきらも時が止まったような顔をする。
いや。俺達だけじゃない。
この会場の人々がみんな牧野を見る。
それに気が付いてないのは
ただひとり。牧野本人だけ…
『あーそろそろ始まるな!俺達も行くか!』
いつもの茶室ではなく、なんというか…千利休でも出てきそうな…格式高い茶室だった。
自分の順番が回って来たとき、その瞬間、無数のフラッシュがわたしを照らし出した。
『牧野撮られてたね。』
『うん…。でも大丈夫でしょ!あたしなんて、何にも載らないよ♪』
『どうかな!?今回の西門一門の茶会、世界に広めていく為の1つだったからな。振り袖姿なんか、ばっちし載るんじゃねぇの?』
『そうそう。司が読む経済紙なんかにも載るだろうしね。』
『………えぇぇぇぇ!?』
『まぁ、牧野。なるようにしかならないよ。』
もう恥ずかしすぎて、穴があったら入りたいようだった。
『よう!牧野、あきら、類!今日は、ありがとなっ!さて、打ち上げでもしますか!』
あれから、私たちは ホテルメープルに移動し、滋と桜子も合流し、夜中まで飲み明かした。
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