「心の自立」をサポートする
「誰でも実践できること」、「誰もがより幸せなコミュニケーションを取れる方法」、
にポイントを置いてお話をしています。
そして人間関係改善の最初の一歩として、
自身と相手の行動の「違い」を理解し、受け止め、尊重していくのです。
声をかけづらくて困るな・・・胃が痛い・・・
この男性は、高い協調性の安定型Sタイプ。
思慮深さ、協調性、上司への気遣い、ゆっくりとしたペース、
人を中心とした物事の考え方はSタイプの特徴です。
対する上司は、高いリーダーシップの主導型Dタイプ。
せっかちでスピード重視、結果にこだわる、自分のペースで主導を取りたい、
そして少々威圧感もあるかもしれません。
ちなみにDタイプは仕事を中心に物事を考えます。
実はDiSC理論では、DタイプとSタイプはお互い正反対の行動をとり、
iタイプとCタイプはお互い正反対の行動をとるとされています。
そのため今回の部下も上司も、お互いのことを「理解しにくい関係」となります。
ところで、上司をいつも怒らせてしまうこの部下は、
いつもどのような報告の仕方をしているのでしょう。
ちょっとのぞいてみましょうね。
部下Sタイプ:
あの~お忙しいところすいません。今よろしいでしょうか?
上司Dタイプ:
いいよ。なに?
部下Sタイプ:
あ、すいません。あの~〇〇株式会社への交渉の件ですが・・・
上司Dタイプ:
ああ、ご苦労さん。それで?(早く結果を言ってくれ。。!)
部下Sタイプ:
はい、あの~例の件、〇〇社長と商談をしまして、・・・・(ちゃんと経緯を説明しなきゃ・・)
上司Dタイプ:
だから?(結果は!?イライラ)
部下Sタイプ:
あ、すいません。あの~実はこういう流れがありまして・・・(オドオド)
上司Dタイプ:
ちゃんとポイントを整理してから話してくれよ!(イライライライラ)
部下Sタイプ:
すいません!・・・あの・・・(パニック!)
上司Dタイプ:
結局、結論はどうなったんだよ!(爆発!)
「結論から話す」
たったこれだけだったのです。。!
これを知っているだけで、とてもコミュニケーションが円滑になるのです。
ではそれを踏まえて、
部下に、上司への報告を再チャレンジしてもらいましょう。
部下Sタイプ:
お忙しいところすいません。今お時間よろしいでしょうか?
上司Dタイプ:
いいよ。なに?
部下Sタイプ:
例の〇〇株式会社との商談の件、結論からお伝えします。
上司Dタイプ:
おお、どうなった?
部下Sタイプ:
残念ですが、今回は見送りたいとのことです。(毅然とした態度)
上司Dタイプ:
そうか・・それは残念だな・・理由はなんだ?
部下Sタイプ:
はい。実は〇〇でして・・(簡潔に商談の”ポイント”のみを伝える)
上司Dタイプ:
(話を聴いている)
どうでしょう。
とてもいい雰囲気で報告が出来ていると思いませんか?
主導型のDは、とにかくせっかちで、人の話をじっくり聴くのが苦手です。
「素早く簡潔に」がとても大きなポイントになります。
心配性なSタイプは、経緯や詳細を説明したがる傾向があります。
しかしDタイプには、ポイントや重要点だけで十分なのです。
その為、結論からシンプルに伝えるのです。理由は聞かれてから答えるといいでしょう。
このように自分と違うタイプであっても、
対応のポイントやどういう行動心理でいるかを知っていると、
苦手意識も薄れてとっても付き合いやすくなります!
それではそれぞれのタイプへの接し方の一部をご紹介しましょう!
これを知っていると、苦手な人に対する気持ちが少し楽になりますよ。
【Dタイプ(主導型)への接し方のポイント】
人からコントロールされることを嫌がり、自分で仕切りたがるこのタイプへは、
「結論から話す」
・プロセスより結果を重視するので、まずは結論から伝えましょう。
(その為に事前に報告内容を整理しておくことが大切です)
・毅然とした態度で接しましょう。
(威圧感がありますが、気にせず堂々と話しましょう)
仕事重視で上昇志向が高く、人柄を褒められるより仕事で評価して欲しい欲求あり。
変化を好み、チャレンジ精神も旺盛、勝ち負けにもこだわります。
短期決戦を好み、自分のやり方や考え方ですぐに結果を出そうとします。
難易度の高い仕事を任されると俄然やる気になりますが、達成時の報酬も重要です。
このタイプへは職務の権限の範囲を明確に指示しておきましょう。全部一人でやってしまうなど暴走してしまいがちです。
【iタイプ(感化型)への接し方のポイント】
社交的でノリがよく、コミュニケーションや人が大好きなこのタイプへの接し方は、
「褒める」
「そのネクタイ素敵だね!」 「いつも元気に頑張ってるね!」
こんな一言があるだけで、一日笑顔で頑張ってくれます。
人と関わることが大好きな一方で、拒絶されるととても傷つきます。
話が脱線することがあるので、その場合は都度話を戻してあげましょう。
ふわっと話を聴きがち、忘れっぽいので、大事なことは書面にして説明しましょう。
褒められて伸びるタイプなので、良い点はしっかりと承認しましょう。
感情的なので、動機付けは、論理よりも「情」に訴えかけるといいでしょう。
【Sタイプ(安定型)への接し方のポイント】
忍耐強く聴き上手、受け身で繊細。
協調性が強すぎて自分の意見や思いを抑えてしまいがちなこのタイプへは、
「気遣いとフォローをこまめに」
「仕事忙しそうだけど、体調は大丈夫?」
そんな優しい声かけは、Sタイプの人をとても安心させます。
Sタイプは「安心感」を常に必要とします。こまめに気遣いが必要です。
不安になりがちなのでプレッシャーを与えすぎない、ということはとても重要です。
「権限を与える」ことはプレッシャーになるので、無理のない役割を与えましょう。
受け身で環境の変化を嫌い、新しい事にチャレンジするのが苦手です。
仕事を任せる時は丸投げせず、具体的な手順を明確にし、しっかりとフォローしましょう。
忍耐力があり、他者が嫌がるような単純作業(地道な作業)も苦にしません。
自分より周りを大切にする傾向があり、気を遣い過ぎて中々本音が言えないので、じっくりと話を聴く姿勢を取りましょう。
【Cタイプ(慎重型)への接し方のポイント】
物事を分析的、論理的に考え、
慎重で緻密さと高い分析力をもつこのタイプへは
「説明を省略しない」
どうしてこうなるか、手順はどうか、自分が納得しないと動けません。
「なぜ?」という質問が多いのも特徴のひとつです。
結果よりプロセスを重要視します。そのため詳細な事前説明(根拠)が必要なのです。
数字や根拠など、省略せずにより具体的に状況を説明してあげましょう。
仕事上、彼らの細やかなデータや分析に助けられることが多いと思います。
完璧主義で疑い深い面があるので、褒めるときは、
「君の仕事は、〇〇の部分が正確だから助かるよ。」
「君が作った緻密な〇〇データのおかげで、業務効率も〇〇%向上したよ」
と、具体的にどの部分がよかったか説明しましょう。とても喜んでもらえますよ。
「完全主義」な面があり、仕事上での抜け漏れを嫌います。
慎重にじっくり着実に取り組むので、早期の締め切りや期限に抵抗を覚えます。
可能な限り十分な準備期間を設けることと、急な指示や依頼は避けるようにしましょう。
この人には、何事も「事前に」報告・連絡・相談することが大切です。
完璧主義ゆえに、事前準備や、作業に時間が欲しいタイプです。
説得する場合は数字や過去のデータ等を駆使しながら根拠を示しましょう。
いかがでしょうか?
前回はタイプ別の「観察ポイント」を、今回は「接し方のポイント」を見てきました。
こんなにも人の「動機と欲求の違い」があることに驚かれたのではないでしょうか。
「私にとっての当たり前が、相手にとってはありえない」
このことがDiSC理論を用いることで、よく見えるようになってきたと思います。
それぞれの「違い」を認めて受け入れる。
そして、その特性に見合った接し方や配慮を行う。
するときっと今まで苦手だった人も、そうではなくなっていくでしょう。
そして自分の特性を知ることで、出来ないことに落ち込まず、
出来る所を認めて、自ら発揮していけるようにもなるのです。
そうやってお互いの信頼を深め、仕事への意欲を取り戻し、
そしてそれぞれの才能開花へと繋げていくのです。
どうでしょう。想像してみてください。
とても明るい、優しい職場になると思いませんか?
相手の「行動」を糸口にして、コミュニケーションの向上を図るDiSC理論。
本来は15タイプに分かれ、より細かく「違い」を活かせる理論なのですが、
このブログではシンプルに4タイプにてご紹介しています。
これを人間関係改善のひとつのヒントにしていただけると幸いです。
早速、今からそれぞれのタイプに、
実践していってみてくださいね!
きっとお互いに心を開きやすくなってきますよ![]()
さあ、皆さんはこのブログで、
違いへの「観察力」と「対応力」を身に付けてきました。
ここでさらなるステップアップです!
社会はコミュニケーションで成り立っています。
それぞれの「違い」を才能として、活かし合っていく場所です。
社会で、会社で、グループで。
私たちはこの「4つの行動特性の違い」をどのように活かしていけばいいのでしょうか。
それぞれの活かしどころとは、どういった所にあるのでしょうか。
次回は、DiSC理論の実際の活用事例についてお話をします。
お楽しみに!
※DiSCは、Inscape Publishing社の登録商標です。
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