農でまわる贈与経済 | ES地域プロデューサー奮闘記 ホーピー君の「よそ者、ばか者、若者」まちづくりブログ

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「企業基点のまちづくり」をプロデュースする"ES地域プロデューサー"となるべく修行中。地域とつながり、楽しく、誇りをもって幸せにはたらく人を地域に、日本に、世界に増やす。

畑で農作業をしていると、
近所の市民農園オーナーが、
「余った苗、あげるよ」と、
苗を置いていってくれる。

台風で近所の専業農家の畑が
沼状態になってしまったから、
一緒に水を掻き出すのを手伝う。

もらった苗が育ち、
農作物ができたから、
いつも迷惑をかけている、
近所の兼業農家さんや、
いつもトイレを借りている
釣り堀の夫婦にお裾分け。

小さな田舎町で、
お金を介在しない経済が
ぐるぐると回っています。

誰かと一方通行で、
「●●してくれたから
○○をしてあげる」のではなくて、
いろんな人が関わって、
「おかげさまで」と言い合って、
あげた方も、もらった方も、
ちょっと満たされる。




いつもイメージする、
お金が介在する「貨幣経済」ではなく、
お金が介在しない「贈与経済」が、
ちょっと日常に混じっていると、
こんなにも安心感があるんだなと、
縄文ファームを耕しはじめて、
つくづく感じています。

私事ですが、私は、ラオスという
国が大好きなのですが、
なぜ好きなのかというと、
村にいれば無条件に生きることを
応援されているかのような、
つながりにつながりに満ちた
安心感があるから、です。

ただ、貨幣経済がうまく回っていない
という難しい面もあるのだけど。。。




日本の貨幣経済一辺倒と、
ラオスの贈与経済一辺倒、
そのちょうどよい融合した感じが、
きっと一番理想なのかなと、
思い描いてきましたが、
その一番近い感覚が、
縄文ファームにある気がしています。

今、複業的に農を営んでいますが、
しっくりきています。
貨幣経済と贈与経済の真ん中、融合。
まだ、ラオスみたいに贈与経済が
強くなってしまっているけれど、
これからこの縄文ファームで
いろいろな「最先端」にトライしたい。

複業的な農、オススメです。
われらまちの農縁団は、そういう
新しい働き方も応援しています。