セサミストリートのジュリアが果たす役目

 

こんばんは。

 

発達障害の啓発週間は8日まで。その週間に合わせてかしら?

銀座松屋ではセサミストリートの展示が行われています。

 

4月2日の自閉症啓発デーが過ぎても、それが一過性の、単なる「記念日」にならないことを望んでいます。アメリカでは、セサミストリートのジュリアが自閉症の友達として紹介されて、あちこちポスターに登場、アイコンになっています。

 

障害者は「かわいそう」「大変」と扱われることも多かった時期もありましたが、だんだんと「ニーズが必要な一人の人間である」という認識になってきたと感じます。

 

自閉症に関しては、その漢字から「殻に閉じこもっている」とか「人と接するのが嫌い」と勘違いされることがあります、が、「そうではないんだよ」「独特のコミニュケーションをすることもあるんだよ」「人と関わるのは好きなんだよ」など、それを口で全て説明するのは時間がかかります。

 

 

クラスには、複数のこの障害を持っている子どもがいると言われている中で、このジュリアが果たす役割は大きいですね。特徴を出演者が温かく説明しています。何ができない、これが不得意、ではなく、コミニュケーションの仕方、喜び方、挨拶の仕方など、彼女の仕草で紹介をし、また、友達の一人であるということを体現しています。

 

このキャラクターが生まれるまでのストーリーを読めば、彼女が果たしている役割は、心あるスタッフの温かい気持ち、というより、それは当たり前のこと、、と理解している製作者たちから自然に出てきたものだとわかります。

 

今では、多様な家族がいるアメリカにおいて、こんなキャラクターもいます。それはアレックスです。

 

母親と二人で暮らしており、父親は服役中というシチュエーションです。こうして、一人一人が紹介されていました。

 

Hはこの等身大のジュリアに会って、涙を流しておりました。ああ、ここにも友達がいると思ったのだと思います。

 

 

手に持っているのは、彼女のジュリア、フラフスターも一緒。

そうです、どこかに行く時に、力をくれる人形をいつも誰か連れています。

 

幸い我が家の双子には、一人の人間として友達と考えてくれている人がいます。医療機関も、カウンセリングも、藤沢市の支援団体の方も理解者です。

 

だからこそ、できることを、、と自分の壁を越えながら、他にも壁がある、登りたいと思っている方々の何かお役に立てたらいいと思っています。

 

 

 

 

そして、私は母として、何かできることを、と思っています。同じ親として、同じような気持ちをお持ちの方、なんとかしたいとお思いの方、ご意見のある方、コメントもお待ちしています。

 

どんな話が聞きたいとか、どう乗り切ってきたか?とか、ドクターでも、専門家でもないので、私がわかることには限りがありますが、この世の中を少しずつでも良くしていきたいと思っています。

 

 

こちらのブログとは別に音楽家としてのブログを書いております。

ピアノを通して、もっと自由な音楽を、楽しい音楽を、、と思っているのが音楽家としての秦万里子です。

よかったら覗いてみてください。