発達障害の双子が知っておくと役立つこと
今日は肌寒い日でした。湘南にしては風も冷たくダウンジャケットが必須でした。
娘たちの思考は、彼女たちが歳を重ねたことで自分自身を説明できるようになり、私もだんだんと理解できるようになりました。
口を開いて話すところまで行くのに時間がかかることもありますし、すぐわかるものもあります。
彼女たちに何が起きているのか?何が大変で今がこうなっているのか、説明は彼女たちがするわけですが、私がわの説明をしていないことがいっぱいあると今日改めて知りました。
ありゃリャ。。。であります。
彼女たちには彼女たちの自然があるように、私たちにも私たちの自然があります。
でも自然すぎて、それは説明することを忘れてしまいがちです。
興味のあることに対してのこだわり、追求、気づくと時間も忘れて調べ物をずっとしていて、、、体や頭が疲れていることにも気づかない。ひどい時には、そのまま椅子から落ちるまでやっている、、、
そんなことは私にはありません。
でも、そんなことは「ない」のが当たり前。だからどうしてそういうことがないのか?なんて彼女たちに説明したことはありません。
何かに興味を持って夢中になったとしても食事は忘れない、とか
椅子から落ちるほど夢中になったことがない、、とか
むしろ、何時間もやっていたら飽きて、寝てしまう、、とか
なんとなくどんな仲間かな?どんな人かな?って知りたいので、天気の話をしてみる、、とか
特に興味はないけど、話の導入のためにどこに住んでいるのか?きく、、、とか
一応見ておいた方がいいかな?と思って、話題の映画を見ておく、、、とか
私たちにとって普通なことが、彼女たちにはとても不思議。
彼女たちが不思議がっていることを説明すると、本当にへーえええ、であり、そうーなんだーー、なんですね。
彼女たちの耳は敏感なだけではなく、必要な音を抜粋するということができないので、喫茶店で誰かと話していても、周りの方の会話、遠くの電話の音、ボールペンをカチカチいう音、食器を洗う音、近づいてくる足音、みんな同じに聞こえてしまうんですね。これは本当に不便です、、、というより、私たちの耳は便利なんですねえ。
周りがある程度うるさくても、必要な会話は浮き上がって?聞こえるし、その時には、後ろの席の人の会話など耳に入ってこないのですから。
でも彼女たちの耳がなんでも拾ってしまう広角集音器であることは意外にも親しい人にも知られていないことが多いんです。
この彼女たちの当たり前と、我々の当たり前の違いは、お互いに告白しないと見つからないこともありますね。
だからこそ、本当に家庭でもどこでも、会話が必要だと思っています。
とにかく話して話して話しても、足りない程だと思ってます。
あ、それから、まりほがあみだしたASDのキャラクター、ビリーが文具になってお店に少しずつ並び始めました。もしも見かけたら、手に取ってみてください。
間も無く世界自閉症啓蒙デーです。(4月2日)