発達障害の双子が「大好き」から得られるエネルギー

 

今日も見にきてくださってありがとうございます。

 

グッド! グッド! グッド!

 

自閉スペクトラム症の彼女たちには、英語圏でいうところの、スペシャル・インタレスト があり、その人にとってキラキラしているもの、夢中になるもの、、そこからエネルギーをもらえるもの、そんなものがあります。

 

照れ ラブ 照れ

 

好きなことに関しては、話し始めると周りの雰囲気や、状況は関係なくなり、気づくと自分だけがいっぱい喋っている、、ということもよく本に書いてありますね。講演の時に、時々、娘はそうなります。発達障害の経験をお話しして、その説明がどんどん早くなっちゃう。

 

ショック ショック ショック 

 

もちろん定型発達の方にもすごく好きなものはあると思います。

ただ、だんだんと大人になるにつれ、好きなこと、対象が変わっていくのがむしろ自然なことかもしれませんが、彼女たちは、ほぼ変わりません。

 

ほっこり ほっこり ほっこり

 

小学校の時に好きだった校庭での遊びが変化して、高学年になると、机の周りでテレビの話でもちきりになったりしますが、そういう変化が、とても不思議に思えたそうです。

 

 

ハートブレイク ハートブレイク ハートブレイク

 

小学校で好きになった映画は、今でも大好きで、最初から最後まで、二人でセリフが隈なく言えるとか、今でも、公園のブランコに乗るのが大大好きとかウインクウインク

 

飛び出すハート 飛び出すハート 飛び出すハート 

 

そこに対して、私が「もういい加減、やめなさい!」と言わずに来られたのは、本当に大好きなことをしている時が幸せそうだったからです。自分が好きという対象から、エネルギーをもらっているのが明らかに見えたからです。

 

ニコニコ ニコニコ ニコニコ

 

今では理解されていても、まだまだ一般的に自閉スペクトラム症が知られていなかった頃、なぜこうなる?どうしてこんなにめんどうなことになる?と正直よく思いました。

 

びっくり キョロキョロ びっくり

 

ちょっとした言葉遣いに突っかかってくる。昨日行った事と、少し違う単語を使っただけで、昨日言ったことと違うと指摘する、、なぜだはてなマークはてなマークのクエスチョンマークがいっぱい付いた日々でした。

 

本当に、長いこと、そのクエスチョンマークはあちこちに飛び交い、双子のそれぞれに対して対応するのは、なかなかヘビーだったこともあります。こちらがグエーーっガーンとなると、彼女たちも、もちろんグエーっガーンガーンとなります。よくない循環。いっぱいありました。

 

二人が別々の期間、別な倒れ方ではありましたが、よく外で、倒れて動けなくなる、、なんてことも起きました。今から考えれば、ストレスを心に、頭にいっぱい溜めていたからなんですね。昔の私に教えてあげたい、、、もっとよく子供を見てって。

 

煽り 煽り 煽り

 

家から出られない時、高校も1年ともたず引きこもりだった時、一人が鬱になった時、本当に、もうだめだ、、と何度も思いましたが、その時から彼女たちを救い出したものは、「好きなこと」でした。

 

親はどうしても、きっとこれが幸せ、という人生のルートを示したくなります。この学校に行ったらいいはず、とか、こういう職業に就いたら安定するはず、、とか。

 

逆に彼女たちは、あまりにもそのルートから遠かったので、私の大学までの人生は参考にならなかったし、できませんでした。

 

無気力 無気力 無気力

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上記の絵は、一昨年の個展から。『好きなことを言い出したら止まらなくなっちゃった鳥』

 

それが良かったのかもしれません。私も中学、高校が面白かった、楽しかったなんて記憶にないので、それも幸いしたポイント?!私は、退学することはなかったけれど、好きなピアノをずっと好き勝手にやらせてもらったことは、親にとても感謝しています。

 

だからこそ、彼女たちに、好きな道をどうぞ、、って言えたのかもしれませんね。

 

虹 虹 虹

 

演技をするのが好き、歌を歌うのが好き、一人は演劇科へ、一人はミュージカル科へ、不登校でも、高校中退でも、好きなことに齧り付いていたことで、そこからのエネルギーを循環させていると、私は思います。

 

波 波 波

 

長い長いトンネルをいくつか抜けてきた娘たち、やっと30歳でつかんだ目標。そのためには自閉スペクトラム症の苦手を、なんとか自分なりの方法で、(得意になれなくても)クリアーする方法を編み出したい、そして必要ならば「助けてください」とお願いすることを躊躇せず、乗り切ろうと覚悟をしているようです。

 

晴れ 晴れ 晴れ

 

好きこそものの上手なれ、、とはよく言ったものですね。

小学校で友達が100人できなくてもいい、親は、好きなことを邪魔しないことが、親の勤めだと思います。

 

そしてこの親を支えてくださった方が大勢いらっしゃる。

あっちでも、こっちでもさまざまな角度から応援してくれています。

 

ハートのバルーン ハートのバルーン ハートのバルーン

 

お教えしているCha-Chaのメンバーたちも、私の音楽をそのまま受け入れてくれています。あーすることにした!いや、これがいい、え?先週そんなこと言いました?私。。。

 

つまり、私がやりたい放題のアマチュアコーラスグループCha-Chaですが、その代わりに、私がずっと好きだったもの、だから学んできた音楽、、、ここには胸を張って言えます。

 

好きだったから、一生懸命やりました!!

オーナメントいっぱい練習しました!!!

  カラオケいい曲を作り続けます!!

 

はい、、皆様のおかげで生かされております。