17日月曜日のスタンドFMではアメージンググレイスを弾いています。
この曲は賛美歌として多くの人に歌われ、演奏されていますが、作られた経緯は諸説あり、歌詞のみ作家がわかっています。

作詞をしたジョン・ニュートンは今から300年前に生まれた人でバッハのマタイ受難曲が初演されたと言われている年です。

船乗りで奴隷貿易で富を得た人で、その行為についてはなんの疑問も持たずに当然のように行っていたようです。

イギリスに生まれ母親は敬虔なクリスチャンだったにもかかわらず、このような行為に至ったのには、時代もあるでしょうし、勝手な聖書の読み方、そしてその母親の死も関係しているのかもしれませんね。

劣悪なる環境でどんどん奴隷として送り込まれる人たちが船の中で死んで行こうとも、彼はそれを当然のこととして仕事を続けていたところ、22歳の時に(奴隷ではなく)蜜蝋を輸送中に嵐に巡り合って転覆の危機に晒され、必死で神に祈ったことでその難を逃れたと言われています。そこから彼に変化が訪れるものの、奴隷貿易はそれから6年も続いたと彼自身が言っているとのこと。

そこから献金、勉強を重ねて牧師になっていきますが、人間とは本当になんという生き物でしょうね。

今もパレスチナとイスラエルでは、彼方が悪いという言い合いの元、多くの命が失われています。自分の親、子供が失った時の悲しみを何故に、あのひとも同じ、、と思えないのか、本当に不思議な生き物です。

生き抜かなければ、自分は生き残らなければ、、と思う元々の闘争心はスポーツに、各種競技に代わっていますが、それでも、それでは飽き足らず、求め続ける。。

自分の生活にもそれは置き換えるとよくわかります。
時々「まだ欲しいの?私は。。」と思うことがあります。

 

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