9月17日

ワタナベエンターテインメントは15周年をむかえ、ここまでお世話になったお客様を御呼びしての大感謝パーティがありました。

たった2年前からお世話になった秦は 殆どのタレントと初対面。ただ、名前だけはよくわかっておりました。そう、皆さんの名前や、会社の作った番組等を一曲に押し込めて10分の作品にしたのです。

会長、社長から打診があってから、何度かの仮縫いをし、そのお伺いを立てる為に仮歌をうたい録音。そりゃ、さすがの私も覚えます。

♪あばれる君、名倉じゅん、原田泰三 堀内健 ネプチューン~~~♪

ほら、今でも歌える。そのぐらい何度も聞きました。これはニコニコ動画でも生中継され、ご覧頂いた方もいらっしゃるようです。

作家とパフォーマーの大きな違いには、当日迄いそがしいか、当日いそがしいか、、の違いがあり、秦はこのカラオケが出来る迄はヒッチャキでありましたが、当日は「歌って下さってありがとう~」状態。そして、その歌手の声を想像して曲を書くのでありますから、そうそう、こうなるはずでありました、、、と自分の理想と現実を結びつけて聞く面白さもあります。

今回大きな勉強になったのは、音楽と人との結びつきです。これは東京オリンピックにも通じることですが、どこか親しみのあるものというのは、どこかで見たことがある、聞いたことがあるものが多い。これだけ人間歴史の上に芸術がなりたっていると、どこかで影響されますし、どこかで耳に残っている。そして逆にそう云う作品のほうが受け入れられ易いという現実があります。これは作家として悩める所でもあります。

良い例として、どこで拍手をしたらいいのかわからない、終わりがわからないという器楽の現代曲などは、これ、一般的には、受け入れられ難い。初めてゴーヤを食べたとき、納豆を食べたとき、ドリアンを食べたときのようなもので、え?これって。。。が起きます。

それと似ていて音楽も、いわゆる「親しみのあるメロディライン」にすることでその楽曲を初めて聞いた方にも耳に残るものとなります。逆に実験的メロディは右から左に素通りしてしまう。

今回はミュージカルっぽくという社の意向もあり、参考資料もいただき、それを元に様々なシーンからエッセンスを取って作りました。
オリジナルをモットーに作っている私ですが、このオープニングは一度しか歌われないという事がキーワード。そして歌う方々も忙しい中、殆どぶっつけ本番、しかも一回しか歌わないのでありますから、どこか頭に残っている曲とリンクして覚え易いことが大事だったのだと思えます。

色々勉強になりました。はい。
WE 15周年