V・プレミアリーグ女子バレーボール大会が17日土曜日に開幕しました。昨シーズン初昇格し3位と大健闘した上尾メディックス。2年目のシーズン開幕を取材してきました。
ロンドン五輪のキャプテンを務め、去年出産を経て復帰した荒木絵里香選手。W杯代表メンバーにも招集されました。同じく代表入りを果たし今年もチームをキャプテンとして引っ張る土田望未選手。前のシーズンサーブ賞を獲得したマーフィー・ケリー選手と主力選手は変わらず挑むシーズンです。
対するは、中田久美さんが率いる久光製薬スプリングス。火の鳥JAPANの主軸、新鍋理彩選手やワールドカップで経験を重ね進化を見せるサウスポーエースの長岡望悠選手など代表経験者6人が顔を揃えます。
試合は第1セット、序盤にウイングスパイカー吉村志穂選手が強打に難しい2段トスをしっかり打ち切るなどアタックポイントを重ね、この試合がV・プレミアデビューの松島選手のサービスエース、相手のミスも含めて7連続ポイントと上尾が走り出すと、終盤にも連続ポイントで久光を突き放し25対21で先取します。
しかし、第2、第3セットを奪われセットカウント2-1とひっくり返され迎えた第3セット。どちらも譲らぬシーソーゲームで終盤20対20を迎えます。上尾がマーフィーの強打で21対20と1ポイント抜けますが、久光の3連続で23対21とされ、たまらず上尾がタイムアウト。そのタイムアウト明けに19番の荒木夕貴がポイント。そしてリベロ山岸の好レシーブを繋いで再び荒木夕貴。23対23の同点に。今度は久光がタイムアウト。大事なタイムアウト明け。久光の長岡がライトからインナーのクロスを打ち込みマッチポイントを握られると、最後はネット際を押し込まれて25対23。久光に敗れ初戦を落としてしまいました。
レギュラーシーズンは8チームが3回戦の総当たりで戦い、6チームがプレーオフへと進出できます。長いシーズン、2年目のチームの目標はリーグ定着。今後の1戦1戦で進化が問われます。