不動産のプロはどんな物件を購入するか?③ | 翼の王様

不動産のプロはどんな物件を購入するか?③

 

プロの意見が正解で、素人の意見は間違い 

とも言えないという事。

どんな世界でもそうですが、オペレーション

はプロがやっていても、利用する客は

99%が素人なので、プロが100%正しい

とは限りません。

 

3)角部屋・最上階・タワマン

自分たち不動産を仕事にしている人間は

他人には角部屋・最上階・タワマンを

勧めますが、自分では買わない、住まない

人が多いと思います。

新規マンションを売り出すと、初めに

角部屋と最上階に申し込みが入ります。

やはり人気があるのです。

居住用でも投資用でも同じです。

だから、デべも予め単価設定を高くして

更に希少価値をあおります。

 

しかし、これらの部屋にトラブルが多い

のも事実です。マスコミなどでもみられ

ますが、窃盗被害が多い傾向があります。

お金持ちが住んでいて、多額の金品がある

と思われるからです。

屋上から侵入されたり、外壁から侵入され

たりします。

また、予想以上に夏暑く、冬寒かったり

して光熱費がかさみます。

そして一番厄介なのが雨水侵入です。

屋上防水に原因がある場合はまだいいの

ですが、外壁からの漏水は調査や対策工事に

時間や多額の金がかかります。

10階以上で足場を組むと高額になるので

「次回の大規模修繕までがまんして下さい」

などと言われかねません。

 

タワマンについては、まだまだ歴史が浅く

将来の未知数が大きいです。

戸数が多いため、色々な人が住みます。

なかには、迷惑な人も存在します。

住民同士のコミュニティ形成が難しいの

です。

投資買いをしている人は、経済の状況次第

で同じ様な時期に売却しようとします。

すると、一気に売物件が増えて買手

がつきません。

このような状況を自分たちは

魚がいない と表現します。