不動産のプロはどんな物件を購入するか？②

まずここで

プロの意見が正解で、素人の意見は間違い　

とも言えないという事。

どんな世界でもそうですが、オペレーション

はプロがやっていても、利用する客は

99％が素人なので、プロが100％正しい

とはならないのです。

1）戸建てかマンションか

都心近くで戸建てとなると何十億もしますし

マンションだとしても1億円はするでしょう。

普通のリーマンでは手がでませんが。

仮に郊外で新しく開発された宅地、戸建て

を購入する場合は、自分ならまず地盤を

チェックします。

南垂れの斜面で、東西に延びた道路付け

であれば、道路の北側が切土、道路の南側

が盛土である場合が多く、切土側がお勧め

です。

南北に延びた道路付けなら道路の西側が

お勧めです。

また、土地の歴史を調べる事も大切です。

このあたりは昔はため池だったとか、

昔は小川があった、一面たんぼだった等

水関係には注意が必要です。

自宅は、埋め立て地に建ったマンションです。

建物は杭があるので沈下しませんが、エント

ランス周辺は20センチ程沈下しています。

圧密沈下といってゆっくり時間をかけて沈下

するのでやっかいです。

最後に断層について。

自分たちは、破砕帯（はさいたい）という

呼び方をします。

まあわかりやすく言えば断層です。

地下の地層や、岩盤のずれた跡が断層で

将来も動く可能性がある断層を活断層と

呼んだりします。

大きな地震のあとに、一定の長さで土地が

めり込んだり、盛り上がったりする状況を

見たことがあると思うのですが、このよう

な断層が近くにないか調べたりもします。

＊ネットで　関東の活断層　で調べると

色々データがでてきます。

2）家屋について

自分が好きな

建築家　ミース・ファン・デル・ローエは、

Less　is　More

という言葉を残しています。

シンプル　イズ　ベスト　に近い名言ですが、

あまり欲張らない方がいいと思います。

その設備がほしい、あれもこれも付けたい・・・

出窓をつけたい、ウッドデッキがほしい

吹き抜けにしたい、親板が1本の階段がいい

美しい芝生のお庭がほしい

5つとも自分が住んだ経験があるのですが

出窓は雨水侵入がありましたし、カーテンが

めんどうです。

ウッドデッキはＢＢＱには向きますが

腐食しますし、白アリの被害にあいメンテ

費用が甚大でした。

吹き抜けは、冬寒く、夏暑い・・・

親板が中心に1本だけの美しい階段は

危険という事で、結局あとから手すりを

取り付けてカッコ悪くなりました。

芝生を美しく保つのは手入れが大変です。

やってみればわかります。

ほとんどの方が音を上げて雑草だけに

なります。

建築途中の方がいれば夢を壊すようで

申し訳ないのですが

ＳＤＧｓの時代です

Less　is　More　は理にかなっていると

考えます。

自宅近くのタワマン群