世の中に たえて桜の なかりせば | 翼の王様

世の中に たえて桜の なかりせば

世の中に たえて桜の なかりせば

春の心は のどけからまし

 

在原業平(ありわらのなりひら)

が詠んだ 歌として 古今和歌集にあるの

ですが、

 

この世に 桜などというものが まったく

なければ 春は のどかなものでしょう。

 

という様な意味で、逆説的に桜を称えた

歌とされています。

 

鑑賞しました。

宝田明さんの遺作となりました。

不登校の女子高校生の主人公が

終活アドバイザーという仕事を通じて

成長する過程を描きます。

 

桜が下を向いて咲くのは

人が上を向いて歩ける様に・・・と語る

宝田さんの名セリフが心にしみます。

 

美しい短編映画でした。

岩本蓮加さんの将来が楽しみです。

 

・鑑賞料金の価値あり