恐い熱中症 | 翼の王様

恐い熱中症

熱中症には、熱痙攣・熱疲労・熱射病の

3つの病態があるのですが、詳細には

 

熱痙攣は、多量の発汗によるナトリウム

喪失に伴う低張性脱水が起ります。

 

熱疲労は、熱射病の前段階で、ナトリウム

喪失・水分喪失に伴う循環血液量の減少

(脱水)、体温上昇に伴う血管拡張が起り

ます。

 

熱射病は、脱水、熱放散ができずうつ熱

・体温の調節障害が起こります。

太陽光による熱射病を日射病といいます。

 

そういえばこんな事がありました。

父(故人)は、75歳位の頃、毎週整形外科

に通院していました。

 

その日も、いつもと同じように朝ご飯を

食べ、いつもと同じように自転車に乗って

炎天下、10分位にある整形外科医院へ。

いつもと同じように、待合室で新聞を

読んでいたそうです。

ここで、突然意識を失いました。

 

突然倒れたのですから、当然、心臓や

脳疾患を疑いますが、なんと熱中症

でした。

 

医師の正確な診断や処置をうけ直ぐに

意識を取り戻しました。

本人は全く自覚がなかった様子です。

 

倒れた場所が待合室であったので助かり

ましたが、他の場所ならそのまま死んだ

かもしれません。

 

恐い熱中症、老人や子供は特に注意が

必用です。

エアコンの活用や水分補給、太陽を避け

また、1人で行動しない 等の対策が重要

です。