鈴木宗男・佐藤優『反省』アスコム

鈴木さんが逮捕された時、癌の手術を終えたばかりの女性秘書も逮捕されて、十分な治療を受けさせてもらえずに翌年亡くなってしまった、という話が特に印象に残りました。

 

佐藤優『紳士協定: 私のイギリス物語』新潮文庫
元外交官の佐藤優氏がロシア語の研修のためにイギリスに留学し、そのホームステイ先で出会った12歳の少年との交流が中心です。
『十五の夏』とか『先生と私』とか『プラハの憂鬱』とかも読んでいると理解が重層的になって良いですね。
それぞれメインにしている部分は異なりますが、周縁部分は重なっているのでそれぞれの印象や記憶が重なります。

 

池上彰・佐藤優『激動 日本左翼史 学生運動と過激派1960-1972』講談社現代新書
主に新左翼について扱った対談本。60年安保からあさま山荘・テルアビブ銃乱射事件まで。
まあなんですな。新左翼の書く文章は、日本語としてよく分からんですな……。
60年安保については「反岸政権」がその本質だったんだろうな、と再確認しました。

土屋賢二『不要家族』文春文庫
ユーモアエッセイは夜寝る前や頭が疲れた時に読むのにちょうどいいので重宝しています。

日本経済新聞科学技術部『感染症列島』日経ビジネス人文庫
2006年刊。
人畜共通感染症・エキノコックスを始め、レジオネラ症、O157、鹿肉による肝炎、耐性菌、SARS、鳥インフルエンザなど、世間を賑わせていた様々な感染症を広く浅く取り上げます。さすが新聞だけあって読みやすく分かりやすいです。

NHK取材班『総力取材! トランプ政権と日本』NHK出版新書
トランプ現象について改めて学ばねばなるまい、と思い再読。アメリカ社会の事情について再確認しました。
民主党の候補がサンダースさんだったら民主党が勝っていただろうな、とも思いました。