命占と卜占の併用
私は生徒さんには、命占(めいせん)と卜占(ぼくせん)の両方が出来るようになりましょう、と話しています。
命占とは、算命学や四柱推命、紫微斗数、占星術など、生年月日のデータを基に人の人生の大きな流れを読み取っていく技術。
卜占とは、周易や断易、タロットなど、偶然に現れた事象から事の推移を読み取っていく技術。
プロの占術家にとっては当たり前のことかもしれませんが、これから占術をを学ぼうという方もいらっしゃると思いますし、つい先日、改めてこのことを実感することがあったので、記事にしました。
というのは、命占と卜占が互いに補完するからです。
いわば命占は大きな縮尺の地図であり、卜占は小さな縮尺の地図のようなものだからです。
どちらも重要であり、どちらかをおろそかに出来るものではありません。
先日のレッスンの際、先月と今月はどうも仕事が芳しく無いんですよ、とおっしゃる生徒さんがいらっしゃいました。
この方は横浜市で整体院をされている渋谷さんという方で、ブログもやっているけれど、ほとんど紹介や口コミで患者さんが集まってくるほどの腕利きです。
渋谷さんのブログ
今年になってから周易を学びたいということでレッスンを始めたのですが、その時に簡単な占的を幾つか教えました。
そして彼が持ってきたのが、「今年の財運」でした。
これが水風井九五だったので、ああ、今年はお金の心配は無いですね。昨年と同じくらいの収入でしょうか、とお話した記憶があります
が、それから数ヶ月。
先月、今月と仕事が芳しくないというお話。
先生に水風井九五だから、昨年と同じくらいじゃないかと聞いていたのでとても嬉しかったんです。というのは、昨年はこれまでで一番収入が良かったので。
でも、ここ二ヶ月の仕事具合だと、とても昨年と同じくらいになるとは思えません。
ということなので、では年運は? と聞いてみたところ、まだ易を立てていないというので、その場で年運や仕事運などを立ててもらいました。
すると年運は艮為山初六。
そこで気になって生年月日を聞いて算命の命式を出してみると、今年は仕事面に大きくブレーキがかけられてしまっていました。
これなら艮為山初六も納得できます。
艮為山は山と山。つまり山の上にもう一つ山が重なった象。それも初六というのは、重なった山の一番下にいて身動きつきません。
となれば、彼が以前に立てた「今年の財運」である水風井九五も判断を変えなければいけません。
いわば年運は分母であり、その他の財運や仕事運、家庭運などは分子にあたります。
いくら分子がピカピカと光っているように見えても、分母がボロボロだったらその輝きも限定的にならざるを得ません。
また、それを別の一面から教えてくれるのが命占です。
私の場合は算命学であり、生年月日から導き出した命式と今年の干支との関係を解析します。
このように、命占と卜占は互いに補完する関係になります。
このブログを読まれている方はプロの方ばかりではないでしょうが、出来ることなら名占と卜占の両方を身につけていただきたいものです。