館野公一さん企画「語り歌の継承 vol.81」、いよいよ明日!

 

 

 

 

 館野さんとは、昨年9月の国会前のイットクフェスで知り合った。

私のステージを観た館野さんが、この企画に誘ってくれた。

私は、館野さんのステージを観ていなかったのだが、後で、

YouTubeの動画を観て、ビックリ。

 「海辺のフォトグラファー」では、水俣病の被害を撮影して世界に

知らしめたユージンスミスが、すぐ隣に来てサントリーレッドを

ラッパ飲みしているような気分になったし、「箪笥」では、落語を

聴くようなワクワク感、そして、第一次世界大戦中のアメリカで、

ラジウム入りの塗料を時計の文字盤に塗る作業に雇われた若い女性達

のことを描いた「ラジウムガールズ」は圧巻だった。

 

 私は彼女達のことを知らなかったのだが、塗料は無害だからと

彼女達を騙し、時間と塗料の節約のため、口で筆先を整えるように

指導して働かせていた企業の酷さ、そして、放射線に体を蝕まれ

ながらも、企業を訴えた彼女達の勇気、何年も闘い続けた信念の強さ、

彼女達が勝訴したことで、多くの労働者が救われたことを知ることが

出来、本当によかった。館野さんの語り歌のおかげだ。

 

 高校生の頃から市民運動に関わり、世の中の疑問を歌にしていた

というから、筋金入りだ。

 そんな館野さんとの共演で、私も私の語り歌を披露しようと思う。
よろしかったら、ぜひ、お越しください!

●2月10日(土)谷保・かけこみ亭


「語り歌の継承 vol.81」

 企画/出演:館野公一
 ゲスト:蓮沼ラビィ

 19時開演、投げ銭

☆谷保かけこみ亭 南武線谷保駅北口徒歩3分
東京都国立市富士見台1丁目17−12 エスアンドエスビル
TEL042-574-3602

◆館野公一 プロフィール

 



 1954年東京生まれ。高校生の頃から市民運動に関わり、世の中の疑問を歌詞に託し、集会やデモで歌い始める。96年からはライヴ「語り歌の継承」をスタート。原発事故から地域のまちの暮らし、コンビニのお弁当まで、さまざまな物語りをコミカルに、またしみじみと歌う。聞いていると「それからどうなるの?」と次が聞きたくなる、話のナリユキが気になる歌、そんな「語り歌」を作り、ギターやマンドリンを弾きながら歌っている。

◆蓮沼ラビィ プロフィール

 



 アフリカ帰りの任侠ブルース。アフリカ人と結婚してケニアに暮らし、離婚後、帰国。詩人として、ライターとして、ずっと言葉の世界に生きて来たが、アフリカで開花した本能でギターを握り、作詞作曲、2010年よりライブ活動開始。事情を抱えた家族の歌や菩薩のようなロマンポルノ女優に捧げる歌、在日外国人との共生や東日本大震災後の人々の無関心さを訴える歌など、社会性や物語性あふれる歌を書き、大地のような温もりとパワーで歌い続ける。
CD:「劇中歌」「家でテレビを観ているよりも」「革命家の休暇」