KURA9月号に掲載されました、その2 | はすみふぁーむ 農業の新たな価値創造〜ワイン&シードル造りを通じて農業の魅力を発信します〜

はすみふぁーむ 農業の新たな価値創造〜ワイン&シードル造りを通じて農業の魅力を発信します〜

2005年に長野県東御市にてワインぶどうを栽培をスタートし、醸造、販売、飲食店までを手がけるワイナリーに成長しました。2022年より古民家Cafe&FarmStayのらのら(飯綱町)も仲間入りし宿泊事業にも着手、信州ワインツーリズムを盛り上げて参ります!

今日も朝から雨模様の信州です。ちょっと雨が続くと少し心配ですね。今日もこれからワイナリーに行って開店準備をする予定。

さて昨日発売の長野県では多くの読者がいる雑誌KURAですが、時間がなくて記事を掲載できませんでした。 
$新しい農業のビジネスモデル~日本一小さいワイナリーの挑戦~

以下が掲載文です。

はすみふぁーむ

ワイン特区にうまれた、日本一小さなワイナリー


 3年前からワイン特区に認定されている東御市にまたひとつワイナリーが誕生した。2005年の移住から6年目。日本一小さいワイナリーは、自ら『新しい農業のビジネスモデルに』とブドウ作りから加工、販売までを手掛ける”6次産業”のパイオニアを目指している。

 蓮見喜昭さんがワインに興味を持ったのは米国の高校・大学を卒業後、メジャーリーグの球団職員をしていた20代の頃だ。『選手に誘われて飲みに行くと高いワインをおごってもらうことがあるんですよ。味はよくわかりませんでしたが美味しいと思ったのが始まりです』。 醸造にも興味を持ち、帰国後に栃木県の『ココファーム』で畑づくりや経営などを学んだ。受け入れ態勢が整っていることから移住先に決めたのが東御市。高台にあるブドウ畑から西方向に望む霧ヶ峰や北アルプスに癒される眺望も決め手となった。

 現在1haの畑には青々と葉が茂り日々成長する果実が実るが、ここまで来るには平坦な道程ではなかった。農業荒廃地だった土地を開墾する作業は『地元の人々の協力なくしてはできなかったこと』と振り返る。『自然相手の仕事なので天候によって量や質が左右されますが、一つひとつの作業がワインに反映されると思うと愛情もわきます』と自らの夢である『美味しいワイン』をつくることと同時に、農業を通した地域活性化を目指す。県外から観光客を集客し、試飲して滞在し、いずれは移住につなぐことである。

 醸造所では、ひとりでも動かせる1000L単位の樽とタンクが並び秋の収穫を待つ。畑にはシャルドネとピノ・ノワール、メルロー、甲州のほか、お気に入りのスペイン原産の品種アルバリーニョを試作中。 『ワインは農作物の延長線上。まずはブドウを育て、風土を感じるブドウをそのままワインにしたい』と蓮見さん。 東隣には昨年ワイナリーが完成したリュードヴァン、少し離れて玉村豊男さんのヴィラデストガーデンファーム&ワイナリーがあり、ワイン特区らしいブドウ畑の風景が広がりつつある。


蓮見喜昭(はすみ・よしあき)さん

米国大学を卒業後、約65カ国海外放浪の旅に出る。各国の酒に出会い、帰国して国内ワイナリーに就職。2005年東御市に移住し、はすみふぁーむを設立。2008年より東御市議会議員を務める。ワイナリー運営とともに農業を通じた地域活性化を目指す。

$新しい農業のビジネスモデル~日本一小さいワイナリーの挑戦~

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by にっく