脊髄・骨盤を矯正するには
両サイドの背筋を蒟蒻状に弛緩させ
フニャフニャに浮いた状態で
一瞬の「気」で、中に押し込むのだ!
と師から聞きました。
師匠と大師様が行脚を初めて間もなく
師匠から脊髄矯正を受けたそうです。
その方法は、長い孟宗竹2本を上から曲げ倒し
ロープを結び、そのロープを両手・両足に
縛りました。
引き下げられた大師様を綱で押さえます。
綱を切った大師様は、竹の戻る勢いで
空中高く放り出されます。その反発力で身体は
両側に引っ張られ、気を失いました。
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目が覚めると、丸一日空中に吊り下げられた
ままでした。
それが、師匠の脊髄骨盤矯正だったのです。
ご自分で矯正する場合は、適当なゴツゴツした
岩場を見つけ、後ろ向きに歪んだ背骨に
ブツけて治すのだそうです。
師匠は、長野のある山村で自分の予言した時刻に
亡くなりました。
大師様は、その予言を忘れ、谷底に桶を担いて
水汲みに降りて行きました。
「アッ!」と気が付き戻った時は、禅を組んだまま
息絶えていたそうです。
師匠の死を受け止めきれず、呆然としていました。
「しかし、このままには出来ぬ。埋葬して上げねばならぬ。」
村人に頼み、柩を準備し土葬するために村人3人で
柩を運ぼうとしたその時、後ろで担いでいた女性が
ギックリ腰になり、立てなくなってしまいました。
大師様は、慌てて腰骨を元に戻してやると
嘘のように痛みがなく、歩けるようになったのです。
大師様は、
「しまった! 師匠から65歳まで人を癒してはならぬ、
と言う遺言を破ってしまった。」
ハッと気付いた時には 後の祭り。
「このまま、行くしか方法がない。」そう決めた大師様は
何度も死ぬ思いをしながらも禁じられた施術をする
行脚の道が始まるのです。
数奇な人生を歩まれている大師様は
佛によって召命された人物であると
考えざるを得ません。
次回は、施術に使われる「謎の薬品」を
ご紹介します。
乞うご期待!
護顯院蓮実 感謝 合掌