「地域の財産」である‟温泉”資源を守るため
『土湯温泉』では、地域のみなさんで取り組んでます。
こんにちは。
埼玉県北本市で "楽しむ家づくり" の
お手伝いをしている
蓮見工務店社長 蓮見幸男です。
姪っ子の成人式の記念写真。
すごしやすい間取りや
素敵なデザイン
つかいやすいキッチンなど
一つひとつを
みんなで相談しながら決めていく
そんな、家づくりの楽しさを
満喫してもらいたくて
はりきって工務店やってます。
こんなおうち、つくってます。
そんな "楽しむ家づくり” を
もっと多くの人に 知ってもらうため
はじめたブログの
今日が91日目です。
昨日このブログでご紹介した
「温泉が枯れる」という問題に対して
福島県の『土湯温泉』では
地域ぐるみの工夫で
「温泉」を二重にも三重にも活用して
温泉を枯らせないばかりが
地域住民のサービスの向上や
レジャー・グルメなどの
魅力の創成に役立てていて
全国の温泉地の方などから
注目を浴びているそうです。
温泉枯渇の原因の一つに
温泉のお湯の、地熱発電への利用があります。
「フラッシュ式」という、温泉を蒸気にして
タービンを回すタイプから
温泉の熱だけをアンモニアなどの
沸点の低い液体に熱交換して蒸気にする
「バイナリー式」に替えることで
温泉そのものは、泉質も変わらず
温度も、浴用としてそのまま使えるので
温泉地では、今まで通りの湯量を
利用することが出来るようになってます。
さらに、もうひとつの工夫
効率よく発電するためにつかう
大量の冷却水は、20℃ほどもあり
そのまま放流すると、河川環境に影響がある為
その温水を「オニテナガエビ」の養殖に利用し
「釣り体験」や「名物料理」など
レジャーやグルメの観光資源としても
売り出し中、とのことです。
その上、地熱で発電した電気は
地域の約800世帯の電気をまかなうと共に
その収益は、観光拠点の「コミュニティーカフェ」
建設に使われたり
高齢者や学生などの「交通弱者」のための
定期代の負担に利用されています。
「地域の宝」である「温泉」を
大切に、幾重にも利用することで
観光資源の創出や、地域サービスを充実させる
素晴らしいアイディアですよね。
『家づくり』でも、木材の使い方に
同様の工夫を見ることが出来ます。
「木取り」といって
丸太の木材から、建築で使用する「製材」
にする時の材料のとり方の工夫です。
先ずは、最も強度を必要とする柱などの
構造材用として「芯角」を取ります。
そして、「芯角」の上下左右の4方向に
「割角」を、その外側で「鴨居」を。
残った部分で、「廻縁」や「長押」を取り
最後に、建築材以外の「箸」や「チップ」など
まさに、木材を使い尽くすのです。
木材が高価だったこともあり
日本人は、古より大切に工夫して
木材を最大限に利用していたのですね。
エネルギーコストや建築資材の価格が
すごい勢いで高騰している今
日本人ならではの、細やかな工夫で
限りある資源を最大限に利用して
この難局を乗り切りたいですね。
今日は日曜日なので、おまけを
わたしが行って良かった温泉(浴場)をご紹介
一つ目は、天城湯ヶ島温泉「嵯峨沢館」です
こちらはいくつもの浴室があり、料理もおいしかったです。
二つ目は函館湯の川温泉「平成館しおさい亭」
こちらの海沿いの露天風呂からは、夜に漁火を眺めながらの入浴が最高です。
三つ目、こちらは温泉ではありませんが
長崎の「にっしょうかん別邸紅葉亭」
こちらの展望露天風呂からの、長崎の夜景も忘れられません。
きょうは
‟工夫と努力で、「大切な資源」を使い尽くす”
というテーマで、
土湯温泉の取り組みを例に
限られた大切な「資源」を
工夫しながら、適材適所に
無駄なく使い尽くす知恵
についてのお話でした。
今後も ‟楽しむ家づくり” をテーマに
参考になる話題を このブログで
紹介していきます。
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引き続きご覧ください。
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にも、さまざまな情報を載せていますので
参考にしていただければ幸いです。
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