「ターミネーター」 | やっぱり映画が好き

やっぱり映画が好き

正統派ではない映画論。
しかし邪道ではなく異端でもない。

【ネタバレ】あります。すみません、気を付けてください。

ターミネーター


「大脱出」観賞後、消化不良の我が家(私、嫁、娘)は
喫茶店に立ち寄るが、このまま帰ることが許されぬ、
ちょうど、TOHOシネマズでリバイバル上映している
シュワちゃんの代表作を鑑賞する。まさに馬鹿家族。

ご存知、ジェームズ・キャメロン監督の出世作でもある
この作品は、改めて観ると80年代の匂いが充満している。
リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーの髪型、
彼女が乗るスクーターも時代を感じさせる。
ウォークマンなんて驚く程バカでかい。
音楽もチープなシンセの音で奏でている。

この作品が名作となったのは、ひとえに脚本の勝利。
アイデアさえあれば、傑作はつくれるのだと証明している。

ケータイ電話が無い時代。
電話帳や留守番電話がサスペンス要素を増長するし、
現在ではCG当たり前の特撮だが、
ストップモーション・アニメーション
人形でつくられたシュワちゃんの造形は
当時のスタッフの情熱が伝わり、結果、迫力をもった
映像として観客をうならせる。

観賞後、無性に「2」が観たくなる。
続編で応用されるネタが数多くあるのに気付き、
当時の脚本づくりを楽しんでいる様子が伺える。

サラコナー


しかし何故、犬にだけ人間そっくりのサイボーグである
ターミネーターを見分けることが出来るんだろう?
この科学的根拠の無さも味がある。

帰りの電車の中、足元に伝わる線路を軋む音が、
この作品のテーマソングに聞こえるのは
シュワちゃん派の我が家だけかも…
ダダダンダダン…ダダダンダダン…


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