「フォレスト・ガンプ 一期一会」 | やっぱり映画が好き

やっぱり映画が好き

正統派ではない映画論。
しかし邪道ではなく異端でもない。

【ネタバレ】あります。すみません、気を付けてください。

フォレスト・ガンプ

アカデミー賞を受賞するが、当時関心がなかった
ロバート・ゼメキス監督の1995年作品。
午前十時の映画祭にて鑑賞。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「コンタクト」をつくった監督で
あり、視覚効果にチカラ入ってるので、様々な合成映像に驚きの連続。

何故当時観なかったのか、アカデミー作品賞という肩書きに
興ざめする「あまのじゃく」だったのは若気の至り、反省します。

知能指数は少し足りないが、俊足を認められてから波乱の人生を歩む
フォレスト・ガンプは幼馴染のジェニーに恋心を抱くが、成就には至らない。
彼は様々な人と出会い、生きることの大切さを不器用ながらに体現する。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティ少年は、
定められた運命を白紙にして、自分で未来を切り開くことを学んだ。
「コンタクト」の天文学者エリーは見上げる宇宙の果てを追い求めて、
内なる宇宙の存在に接触(コンタクト)する。
一貫してこの監督は、神の不在をテーマに主人公を描く。

今回の主人公も例外ではない。

「わたしたちの運命は決まっているのか、それともただ風に漂っているものなのか、わたしにはわからない。きっとその両方なのだろう」
この主人公のセリフが胸打つ。

運命は決して神の意志でなく、自分で切り開くものでもなく、
大きな流れに逆らわず覚悟する、
「神」よりも「自然」の中に身を置くことが大切なのだ、
私たちもまた自然の一部であり、その法則に従うのだと教えてくれる。

文字通り、時代を駆け抜けたフォレストは、
時代にのみこまれた最愛の幼馴染に対して
「自然」の素晴らしさを饒舌に語る。
崩壊した家庭を恨み、人生を謳歌しようと時代を追いかけて、
目の前にある万物の存在に気付かなかった彼女に対して、
思いを裏切られても、全てを受け入れるフォレストは、
決して驕ることなく、家族の絆を大切にする。


フォレストガンプ3

あれから時代はさらに加速度を増して変わりゆくが、
彼が伝えたいものは普遍のメッセージであり、
私たちのそばで語りかけてくれるだろう。

大切なものは、現代の情報文化ではないことは
彼が道化として介入するニュース映像で確信する。
ヒッピーの集会やアメリカ横断走等、際立つユーモアが名作と呼ぶにふさわしい。正直に云う、泣いたよ、まだ心は汚れきってはいない。


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