「ライジング・ドラゴン」 | やっぱり映画が好き

やっぱり映画が好き

正統派ではない映画論。
しかし邪道ではなく異端でもない。

【ネタバレ】あります。すみません、気を付けてください。

ライジングドラゴン

ジャッキー大好き家族でもあり、
今回彼にとって最後のアクション作品ということで
先日、ヨメと娘、三人で映画館へ足を運ぶ。
もちろん日本語吹き替え版、石丸博也の声でないとしっくりこない。

危惧した通り、ストーリーの出来は決して良くない。
ラストは一命を取りとめたジャッキーが入院する病院で
それまでの登場人物達のわだかまりが全て解決する
「めでたし、めでたし感」がハンパなくスゴイ。

楽しみにしていたローラーアクションは冒頭で終わっちゃうし、
カンフーアクションは中途半端だし、
アクションとストーリーがうまく調和していないのは、
脚本の弱さが露呈しているからだろうか。

しかし随所に見られる、場面毎のアクションのアイデアは面白い。
こういうセンスは絶品。日本映画はもっと精進せねばなるまい。

思い起こせば、ジャッキーの出会いは小学生。
テレビで「酔拳」「蛇拳」「笑拳」などが放映された翌日は
教室の後ろで皆、ジャッキーのマネをやっていた。
「酔拳」ならば皆そろって酔拳、悪役はそこにいない、なんて馬鹿な男子。

中学生。僅かな小遣いコツコツ貯めて、
ロードショーで観に行った「プロジェクトA」は
一緒に行った友達と興奮談義。
サモハン、ユンピョウ…カッコよかったなぁ。

時は過ぎゆき、ハリウッドで成功する頃になると、
食指が動かなくなったのは、飽きられるスターの宿命だろうか。

しかし、私はスターという存在が好き。
私生活はどうであれ、存在感で物語るのに理屈は必要ない。
というのもあり、劇場を出た後の家族談義では
「惜しいなぁ、これが最後だなんて…」
と、やりきれなさが漂う空気になってしまう。



私の密かに感じている、ジャッキー映画あるある
「外国が舞台のジャッキー映画は…完成度イマイチ」


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