この発想は解っていても思いつかない。 | じてんしゃ屋佳の店長日記

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日頃の店を通じての出来事をつらつらと綴っています。

みなさんロンドンオリンピックMTBクロスカントリーの金メダリスト覚えていますかね?

ヤロスロフ・クルハヴィ(読み間違ってたらすいません)、

彼のサドルポジションメッチャ前下がりだったですよね。

XCライダー結構真似した人いるはず。

チョット下げたくらいでは解らない、あそこまで角度付けた方は解る、

急坂登坂で普通なら下がってしまうお尻をしっかり受け止めてくれて、

上半身は楽になるしトラクションかけるのも容易になります。

しかし、普通の坂や平坦ではお尻が前に落ちて来て微妙、

疲れてくるとお話にならない💦

跳ねあがったテールは下りで引っかかる、結果最近はそうしてる人いないですよねぇ。

レースのみなら何とかなりますが、総合的には???でした。

後者はドロッパーである程度解決はできますが。

ここからは店主の妄想。

しかし北米のトレイルライダーはそのメリットを見逃してはいなかった。

彼らが楽しむスティープな下りの為にペダルアップで登っていくには前下がりがいい、

しかし下りでは後ろ下がりだよねぇ?アプローチは普通に水平がいいし。

だったら作っちゃえ!

ドロッパーポストと併せて登りも下りも楽しくしてしまうパーツを作り出しました。

その名もSWICHI GRADE。

SwitchGrade Saddle Angle Control Technology – Aenomaly Constructs

通常は当然水平。

普通のペダリングで行けます。

 

下りでは後ろ下がり。

引っかかり難く、体の移動がし易い。

 

登りでは前下がり。

体が後ろに下がりにくくなるので、腕で体が下がるのを必死で引く力を軽減、

しっかりお尻を押し付けてトラクションを稼ぐことができます。

 

走行中でも3段階で任意に変更できてしまいます。

聞いた話によると前下がりではウィリーもやり易くなるとか。

装着により、サドル高は約15mmUP、重量は約100g程のUP。

でもそれ以上に力を入れやすく、トラクションを掛け易く、動き易いポジションが

快適な走りを約束してくれるので、そこはデメリットにならないはず。

 

店のYETI SB140とMonky98SO7に装着しているので店頭で操作等お試しできます。

現場でお会いした時にお声がけいただければ試乗も可能です。

 

なのに明日は展示会( ;∀;)

実際に乗るのは今週末になりそう。

 

YETI SB140はリアショックのOHを終え、
※マム&ポップスさんFOX Racingshox (ridefox.jp)

超速で作業してくださいました。ありがとうございます。

準備は万端。

そうそう、タイヤは

TANKEN GEKKOTA TUBELESS READY | アイ・アール・シー 井上ゴム工業株式会社 (ircbike.jp)

投入しました!

 

早くトレイル走りたい!

週末の雪はできたら無くなってほしいです・・・。

 

追記。クルハヴィ選手は基本シッティングだったと思うんです。

体も大きい人でしたし。

あの頃のコースもアタック以外はシッティングだったと思う。

でも今のコースは登りほぼスタンディングですよねぇ。
レースの世界では必要なくなってしまったけど、

じっくり登るトレイルライドのでは重宝されそうな気がします。

時代は刻一刻と変わっていく事を痛感させられます。

 

でも電動でボタン一つで変わるのが出てきたりして・・・