蓮田よつば病院ブログ -12ページ目

蓮田よつば病院ブログ

 当院は、
 埼玉県蓮田市の認知症専門病院です。
 院内での出来事やお知らせを
 掲載します。
 よろしくお願いします。

第21回 家族会の報告
開催日時:2月20日 14時00分~
講師  :当院 看護部長
題目  :蓮田よつば病院の認知症看護・ケア 
     ~認知症の方とどう向き合うか~ 


37名のご家族様に参加をいただき、ありがとうございました。
開院7年を経た当院がどのような考え方・方法で認知症を持つ方々に接しているかについて、当院の看護部長よりお話しをさせていただきました。

当院は「大切な人に自信を持ってすすめられる病院を作ります」という病院理念を掲げています。
理念を心にとめて看護介護をするには、「個々の患者様の尊厳を守ることが大切」と看護部長は言います。
尊厳を守るとは「今まで生きてきた生き様を大切にする」「今の思いを大切にする」「今の記憶を大切にする」「今の言動を大切にする」ことです。
患者様が生きてきた記憶の中の戦争体験・仕事・子育てなどの話をよく聴き、共感することで、患者様の安心感・心の安寧に繋がります。
患者様の言葉は進行と共に断片的になっていくので、聴いている側が一言を拾って話を繋げていくことがよいそうです。

 講演の後ご家族様から帰宅願望や意欲低下、介護者の苛立ちに関する質問が出ました。また、折しも川崎市の老人ホームでの「転落死」が大きく報道されている時でしたので、それに関連したご意見もいただき、ご家族様の不安・心配を強く感じました。今後も看護介護の振り返りを怠らないようにしていきます。
 看護部長が常に強調される「その人を中心に物事を考えてみる」姿勢を継承し、今後も安心や安全が守れる環境を皆で作っていきたいと思いました。

デイケアわかばの調理クラブ

1月27日(水)調理クラブを実施しました。

今回のメニューは「すいとん」!!
利用者様とスタッフで力を合わせ調理しました。

野菜の千切りから味付けまで、参加された利用者様が率先して行ってくださいました。
「この味付けはこうした方が良い味になるわよ!」
「火加減が少し強いわね!」などなど・・・スタッフたじたじ(笑)
お若い頃のご記憶が蘇るのか、いつもより力強い(?)利用者様を拝見することができました。

みんなの力で「わかば流すいとん」完成しました!



(注)「すいとん」はデイケアのみな様で美味しくいただきました。




認知症の方は、空間認識・見当識・理解力の低下により
昼間と違って視界が悪い、暗い部屋に不安や戸惑いを抱えます。
トイレに行きたくても、場所が分からなくて廊下や部屋の隅にしてしまう
という事を耳にします。


そんなときは、『トイレ』と分かる様に、生活環境を整える必要があります。
生活環境や本人の認識力・注意力によっても工夫の仕方が変わってくるので
これが正解!!
とは行きませんが、当院で成功している例や経験をお伝えします!!


・『トイレ』と分かりやすく掲示する
・トイレの電気は、つけたままにする
・トイレまでの通路は、明るくしておく
・トイレまでの床に、マスキングテープで案内をする

また他施設では、トイレに提燈を飾り、そこに『トイレ』と書いて見える化し、
効果があったと聞きました。


番外編です!!
廊下の隅や消火器置き場で、排泄する患者様がいました。
(トイレと間違える、トイレの場所が分からず近場で済ませる等の理由で)
そこで、鳥居や神社の写真を貼ったところ、皆様神様を重んじてか、
そこで排泄する人がいなくなりました。

その方の生活環境、生育環境、人となりを知り工夫することが
大切なのだと痛感しました。

今後も、患者様各々の気持に寄り添い、関わり方を考えていきたいと思います。

2階病棟看護師