非常識 | アシタはアタシの風が吹く

アシタはアタシの風が吹く

息子がふたり。
夫がひとり。

上司(責任者)がインフルエンザに罹患した。

先月末に行われた、エリア内の責任者会議の時点で熱があったらしいが無理を推して出席、その日の夕方、病院でインフルエンザA型と判定された。

かかってしまったのは仕方が無い。
しかし判明した時点で、接触のあった全ての人に詫びると同時に、手洗いやうがい等念入りにするよう呼び掛けるのは勿論、当の本人も完全に治るまで外部と接触してはいけない事ぐらい、幼稚園児でも分かる。

なのに…

定年近いそのオッサンが、昨日の朝方、みんなの出勤前に数時間仕事をしていたという目撃情報…
しかもタイムカードもしっかり打刻されていた。

どういう神経…

そして今日、何と私が出勤すると普通に仕事をしている上司が!!
昨日電話口では、まだ38℃台の熱だと言っていたのに…

開口一番、私は言った。
「帰って下さい!!じゃなければ私が帰ります。」

「そんな事言われても、月初めでやること沢山あるんだよ…熱も下がったしさぁ…」

「仕事あるのは分かるけど…」
言いかけたところで、逆ギレで遮られた。

「そんな邪魔者扱いするなら、いいよ2階に行くから。もう降りてこないから安心して!」

はぁ?何それ?
そういう問題?


一週間ぐらい前、社員の家族に罹患者が出たと聞いただけで、私達女子事務員はマスクをして予防をしていた。
それを見て「お茶を飲んでおけば大丈夫だよ。」と根拠もない自信で、過敏になっている私たちを笑っていた。

よりによって月末月初にこんな事になって「仕方ない。」の一言で2階に逃げる上司に向かって、私は
「管理者なのに、健康管理がなっていない。」と、キッパリ言い放った。

その後、代わる代わる数人が説得をし、約1時間半後に渋々退勤をした。
「みんなのお望み通り、帰りますから。」と一言だけ残して…

最後の最後まで、とことん頭にくる人だ。


そしてとうとう同じ職場内で2名、一緒に会議に出席した人も罹患したと言う。
これを移したと言わず、何と言うのだろう。
一種のテロだと言っても過言では無い。
こんな大人がいるから、蔓延していくのだ。

この調子だと、また明日普通に出勤してくることを恐れた私は、更に上司に当たる人に電話で直談判をした。
「絶対出てこない様に言ってください!こんな非常識有り得ませんからっ!!」

私の剣幕に押され「分かった分かった、ちゃんと言っておくから。」と、約束をしてくれた。

とは言っても…一抹の不安…
「もし来たら、明日こそ迷わず帰ろう!」と、事務員一同心に決めたのだった。