放射線後の胸の痛みはここ数日が一番ツラい。
『終了してから2週間後が痛みのピーク』説をしみじみ感じている。
眠りは浅く、眠剤を飲んでも3~4時間で目が覚める。
ショートスリーパーとは正反対な人間なので、これも地味にツラい。
はやく改善してほしいと引き続き祈るのみ……
さて、ノルバデックスを飲み出して半月ほど経過した。
副作用はといえば、相変わらずのホットフラッシュ。
そしてコールドフラッシュ?なのか、手足のひどい冷えだ。
特に両手の親指と小指などは痛むほど冷える。しばらくすると治まる。ホットフラッシュで汗をかき……体が狂っているなーというのがよくわかる。
しかしそれ以外に目立った体調不良はない。
体重も、退院後2ヶ月半経ったが増えるどころかむしろ4キロほど減った。
なるべく脂質を避けた食事のおかげかもしれない。
そんな毎日を過ごし、先日リュープリンを打ちに乳腺外科へ行った。
午前中に採血をして午後から診察のスケジュールだ。
採血はあっという間に終わり、食事を摂って診察へ。
「問題なければ、今日打つぶんから3ヶ月分のリュープリンにしましょう。ノルバデックスも3ヶ月分にしますね。だから次回の診察は11月になりますねー」
「はい、わかりました!」
3ヶ月ごとなら新しく仕事に就いても支障がなさそうでホッとする。
気楽な心持ちでいたところ、先生が思い出したように、
「あ、はしさん、今日採血したんでしたね!ちょっと結果見ましょうね」
忘れられていたのか……
先生はこういう部分があるので、こちらで話を注意深く聞く必要がある。気になった点はちゃんと訊いたりさりげなく訂正しないと、あとが怖い。
またか~などと思いつつ、PC画面上に映し出された結果を見る。
私は元々γ-GTPだけ高くて、最近は100あたりを行ったり来たりだったから、まずそこに着目。
そうしたら。
*AST:50(基準上限値36)
*ALT:80(基準上限値36)
*ALP:150(基準上限値113)
*γ-GTP:280(基準上限値31)
人生初のオールレッド。
もう何も言えない……
しかも、腎機能および赤血球数値が低い。
薬で肝機能悪化⇒肝臓の血流が悪くなる⇒腎臓への血流も悪くなる⇒全体の赤血球数減少⇒貧血
ということなのか。
やたら指先が凍えてたのも貧血起因では………………
不安が募る。
先生も考えこみ、「何か新しい薬飲みました?」と。
もちろん飲んでない。
入院したときから変わってない。漢方薬はやめて、眠剤とロキソニンをたまに服用してるけど。でもこれはカルテに書いてあるはず。
さらに先生、「お酒などは……」
アルコールもほとんど飲んでいない。というか、350ml缶1本で具合が悪くなるようになったので、飲めなくなってしまった。
「だとすると、ノルバデックスが原因かも知れないですね。術前エコーで脂肪肝の所見も無いですし……もしかしたら服用中止になるかもしれません」
えっ
私のがんはルミナルAで、ホルモン受容体陽性。
だからリュープリンを注射して、飲み薬を飲んでるのに、薬をこんなに早い段階で中止したらどうなるの?
子宮は無いが卵巣はまだまだ生き生きしてて「閉経前」の状態なのに??
まさか再発待ったなしコース???
軽く混乱していると、先生も言う。
「はしさん閉経前ですもんね……うーん……」
まさか打つ手なし????
「ひとまず、このまま服用継続してください。それでまた来月きてもらって血液検査しましょう。その結果を見て、内科の先生にも相談します」
現段階では打つ手なしか……
まずは様子見しかない、それはわかる。わかるけど……
帰宅して、予定では家族に「無事3ヶ月ごとの通院になったよ!あとは前進のみ!」と報告するはずが、まったく逆の報告をしなくてはいけない。
帰り道はめちゃくちゃ気が重かった。
家族に伝えたあとも気が重く、ついあれこれ検索してしまう。
ホルモン治療を中止した場合の再発率とか。
ノルバデックスに替わる治療薬とか。
自分と同じような立場の人の経験談がどこかで読めないかとか。
その道の専門家である先生たちに任せればいいのに、夜中まで検索した。(徒労に終わった)
思えば、放射線治療終了後からかなり体がしんどかった。
持病で疲労感は前からあったから、いつものことかと思っていたのが悔やまれる。外出の翌日は必ずといっていいほど半日以上寝てないとしんどかったのに。早く気づけばよかった。冷えのことも。時々めまいがあったのも。
いやいや、これは考えすぎだ。まだ中止と決まったわけではない。
そう自分を慰めて、今日も薬を飲む。
ついでにシジミ汁を積極的に飲もうと思った。
私には他にできることがない。