2019/1/14(祝・月)
MARIS(11:30)君の隣のラジかるん(11:50)
MARIS緒川佳波さん(14・AI7期生)にとって、2日ぶりのライブが吉祥寺CLUB SEATAで行われた。
MARISはこの日(14日)が3日連続ライブとなったが、佳波さんはAIのために前日のライブは欠席していた。
※「AI」とは
アクトレスインキュベーション。2012年から始まった女優養成プロジェクトのこと。女優を目指す10代の少女たちが7人ほど選抜され、ショートドラマを撮影しながら演技力を磨く。
実戦(践)重視の女優養成システムで、その模様は毎週ニコ生などで生放送されている。
このドラマ、今時の青春群像を描くものではなく、毎回ドロドロとした人間模様を中高生が男性役を含めて演じていることと、シリアスで体当たりの演技が際立つ。佳波さんは7期生。
吉祥寺での対バンは、11時30分開演でMARISがトップバッターを務めて、2番手に君の隣のラジかるん(君ラジ)が続くという、夜まで組まれたライブでも、お目当ての2組が早々に観れることになった。
君ラジはるかちゃま(中山瑠華)とらこてん(橘桜子)が欠席、3人でのステージとなったが、注目はもちろん「あずあず(和田あずさ・15)」。
佳波さんとあずあず、年齢はあずあずが1つ上で、共通点はないように思えるが、実はあずあずこそAI門下生だ(5期生)。
〜佳波さん〜
私「トコトンキッズダンサーズ時代の髪型にしたの?」
佳波「そうなんです(笑)」
私「MARISの直後に君ラジだったけど、あずあずとは話したの?」
佳波「いいえ。一緒に(芝居を)やったことはないんです。」
私「じゃあ(あずあずは)佳波ちゃんを知らないよね。AIは過去のシナリオを引き継いでやってるの?」
佳波「過去のものと、新しい脚本もあります」
〜あずあず〜
私「AIの緒川佳波ちゃんは知らないよね?」
あず「知ってるよ〜」
私「あずあずはAIでどのくらいやったの?男役もあるよね。」
あず「うん。1年」
私「(あずあずは)シリアスなドラマで女優養成されたのだから、大きく成長したのでは?」
あず「そうかなあ?」
私「・・・」
(過去の演じた役や監督と視聴者があずあずをどう評価していたか、あずあずのAIでの立ち位置がどうだったかを確認してからでないと、あずあずへの話題としては乏しいと痛感)
あずあずはTwitterのフォロワー数8千を突破、自身のフォロー数は100に満たないことから、相互フォローがない中でアイドルとしての人気は確立しつつある(showroomなどの配信を行っていないアイドルとしては異例)。
今回、佳波さんの共演者として取り上げたあずあずは、偉大な先駆者といえるかもしれない。
(本日収録5秒動画)
吉祥寺を後にして、休憩を挟んで次に向かったのが秋葉原ZESTだった(18:30開演)。
お目当ては千葉CLEAR'S。
昨年12月15日のワンマンライブで、動員100人達成しなければ無期限活動中止のところ、見事乗り越えた(関係者除く122人動員)。
千葉CLEAR'Sといえば、難局を乗り切った班長「ゆず(18・右端)」の立派なリーダーぶりに感心する次第なのだが、この日ばかりは「こころ(14・後左端)」と話すべく足を運んだと言っても過言ではない。
〜こころさん〜
こころ「(写真を見て)佳波だ!トコトンキッズダンサーズ」
私「こころちゃんは、トコトンにどのくらいいたの?」
こころ「3年いました。佳波は途中から入って1年半です。ミュージカルに2回、佳波と一緒に出たんですよ♪」
私「佳波ちゃんはダンスがしっかりしてました。トコトンでの経験があるからでしょう。ただ、客を見ないで客席後ろをジッと見ていたのは、ミュージカルの影響でしょ?こころちゃんも客を見ないよね(笑)アイドルだから、客を見るのは必要でしょうね」
こころ「ミュージカルで教わったんです。佳波に会いたい!」
この日のMCで、佳波さんがマイクをおろしてメンバーの話を聞いている際に、メンバーの川合順花(かわいよりか)さんから、「(マイクは近づけて)いつでも話せるようにして」と注意される一幕があった。まだ正式デビューすら決まっていないMARISは未知数のチームではあるが、このように向上したいメンバーがいて、フロント(事務所・運営)による磐石なプロモーターさえできれば、自ずと形にできることは、歴史が証明している。
特典会を見る限り、すでに佳波さんに関心を持って足を運ぶファンが少なからず見られた。祝日の早い時間とそれなりの入場料をもろともしないあずあずの長蛇の列(特典会は1人2回が限度)には遠く及ばないまでも、対応の姿勢、美貌とおしとやかさを見れば、(本来的ではない)アイドルでも活躍が期待できる。(緒川佳波と共演者たち・完)