
お掃除ユニット「クリアーズ」の選抜発表が、25日夜、都内の中目黒で行われた。
全国9か所、50人以上メンバーがいる中で、選抜入りできるのは10名のみ。
リリースイベント(リリイベ)でCDを購入し、メンバーの特典付きポイントが付与されて、その集計で上位10人に入らなければならない。
個性で抜きん出ている「東京クリアーズ」の中間発表では、正規メンバー5人がトップ10入りしていて、当然、最終発表においてもキープするだろうとするのが大方の見解だったか。
それでも私は、かなりハラハラして結果を見守っていた。中間発表はよほどのセーフティーリードがない限り、変動は容易であり、なにより、リリイベ最終日で一人で多数買いする「ぶっこみ」が入ると見たからである。
いわゆる「推し」が当落線上にあるケースであれば、多数買いしたくなるのが人情というもの。ちなみに、私はクリアーズを知って以来、初めてのリリイベだったので、「見(けん。様子見)」させてもらった。
端から見れば、「何バカなことをやってんだ」となるが、応援する側になれば、なりふり構わず選抜入りをさせたくなるし、そうでもしなければ、そのアイドルは「終わる」のである。
いくらポテンシャルがあっても、ファンに評価されて特典付きポイントを得られない限り、何年も続くことはないのが現実である中で、東京クリアーズの正規メンバーは生き残ってきた。
ただ、今回は当落線上にあるメンバーが気になり、仕事を早退して現場に駆けつけた次第。
結果は、「正規メンバー全員選抜入り」となった。
1位から発表になり、東京の4人は9位までに入った。
最後の5人目が10位で名前が呼ばれた瞬間は、思わず「あっぶね~」と声が出てしまった。これでよい。
きっと、選抜入りを果たせなかったメンバーの分も背負ってやっていく自負があるのだと。
何度も言うように、今の東京のメンバーが中心となり、知名度を高める必要がある。
その意味で、選抜に入ることは、必要不可欠だったわけである。
現場で見てまずは安堵。
5人と顔合わせして、結果に納得していないメンバーも見受けられたが、その気持ちを忘れずに進んでほしいと思った。
応援されないアイドルはすぐに終わるけれども、結果に満足したらこれも「終わり」なのだから。