Qi35の試打動画が大量にアップされてきて、その性能を頭の中で検証しています。フェース面の重心を下げることで、センターでヒットした際に最大反発を生かしつつ、ギヤ効果を利用しての回転数を抑えるということがポイントです。

 

 これは、メーカーのプロモーションビデオなどで詳しく解説されていますが、これまでもプロゴルファーがドライバーのソールのフェース側に「ベチャ」と鉛を貼り付けたりしていたのを見て、私も貼っていたことがあります。

 

 一般にはドライバーのヘッド重量は200g前後で、ソールに貼る鉛は10gくらいはないと、フェースの重心位置を下げるというのは難しく、その結果、210gくらいのヘッドとなり、ドライバーとしてののバランスがDからEバランスのなり、よほどのパワーヒッターでない限り、気持ちよく振り抜けなくなるという結果になってしまうばかりか、むしろ力んだりしてスイングが安定しなくなってしまいます。ちなみに私が使っていたQi10maxは総重量311g、45.5インチ、バランスD7でした。

 

 Qi10maxはいわゆる慣性モーメント「10K」で、慣性モーメントは大きく、曲がらないというキャッチはその通りでした。しかし、後方35g、前方ヒール側1gという重量配分で、ヘッドの後方に多くの重量が配分されたいるため、フェース面の重心位置はほぼフェースの中心あたりで、少しフェースの下面でヒットするとバックスピンが多くなり、極端に飛距離をロスすることがありました。

 

 今回発売のQi35はそのあたりが大きき改善され、ノーマルのQi35は、ヘッド重量200gで、慣性モーメントは「9K」、シャフト重量によっては総重量300gを切るモデルもあり、そのバランスはD0となっています。

 

 このスペックはどこかで見たような、そう、「ゼクシオ」のスペックにかなり似通ってきているように感じるのは私だけでしょうか。

 

 ということで、新発売のQi35は、191gのステルスグローレのヘッドのソールに9gの鉛を貼って200gにしたという感じで、また、ヘッドの色彩もグローレに近く、私の好みではないので、大人気のようではありますが、今回は見送することにしました。

 

 今回のモデルで更に多くのデータが蓄積されると思いますので、iPhoneと同様に、1モデル飛ばしになりそうです。

 

 以下が今期のドライバースペックです。今現在のの体力、筋力での限界に近いスペックです。

 

 Qi10:ヘッド重量 前方のウェイトを16gにして200g

    シャフト スピーダーバイオレット5S 45.5インチ

    グリップ ゴルフプライドPING用 46g

    全体重量 310g バランスD7

 

 前方のウェイトを14gにしただけで、打感が大きく変わります。Qi35の「3」の一つのフィッティングの重要性を改めて感じる今日この頃です。

 

 

 このヘッドのソールに9gの鉛を貼れば、限りなくQi35のスペックに近づく感じです。