以前にも書きましたが、スマホの撮って出しJPG画像ではなかなか自分が感じたイメージ通りに画像で再現することは難しいことです。iPhoneのカメラは、なるべく人間が目に感じた映像を再現することを目指しているようですが、なかなか一筋縄ではいきません。そこで、登場するのがRAWデータで撮影して現像ソフトを使うという方法です。私は主に3つのソフトを使っていますが、スマホの場合はADOBEのLightroomほぼ一択です。AppleProRawというプロファイルを当てて、あとは若干の明暗を調整することでJPG撮って出しとは次元の違う絵作りができます。
また、iPhone6以降の機種で撮影したデータであれば、JPG画像でもかなり手を加えることができます。初期のデジタル一眼レフカメラでもRAWデータであれば、何とかADOBESTOCKに採用されるレベルにすることができます。
ということで、先ずは、スマホだけではなく、できればスマホでもRAWデータで撮影できるものとLightroom、それに加えてRGBを100%再現できるモニターがあればと思います。
参考までに15年前にはじめてエジプトに行った際に、ニコンのコンデジで撮影したメンフィスにある横たわったラムセス二世像です。Lightroomでリフレッシュしたものです。
とにかく構図を決めてシャッターを切るということが重要です。スナップなどでは、28mmくらいの高画素のカメラでパシャパシャ撮影し、あとからトリミングして露出を調整するという方法も悪くはないですが、私の場合、作品とするためには、何を撮るかかあらかじめイメージしてからの方が、自分の意図通りに再現できる可能性が高まります。ご参考まで。
