2月1日精密検査を受診した後の2月4日急な悪寒と発熱。これまでよりはっきりと右腹あたりの締め付けられるような違和感から意識を失い、目の前が真っ暗になりそうな感覚の後に激しい悪寒が30分ほど続き、高熱と発汗と続き、しばらく眠りについた後は、平熱に戻り、何事もなかったかのように起き上がるといった具合です。

あまりの激しい悪寒に、「救急車を呼ぼうか」という妻を制止し、「すぐにおさまるから」というのが精一杯でした。日曜日にはすっかり回復して、ゴルフの練習をするまでになっていました。

 

2月8日火曜日は検査結果と診察でしたが、造影剤MRI検査の結果は、胆管炎という診断でした。手術後当初は、不安定な膵臓の機能のための低血糖症からの、悪寒の発生ということも考えられたのですが、ようやく悪寒+高熱の原因が特定できそうになってきました。ただ、炎症はわずかなもので、本当にどうなっているかを確認するとうことで、胆管と小腸の結合部の内視鏡による確認、場合によっては簡単な処置をすることになりました。

 

膵臓の機能回復の検査は3cm切除したにもかかわらず100%回復しているという診断でした。

 

主治医の先生からは、「しばらく様子をみますか」という話もありましたが、私からは、「すぐにお願いします」ということで、来月早々に一週間程度入院することに決まりました。

 

悪寒発熱の考えられるメカニズムは、内臓再建手術で十二指腸と胆嚢を全摘しているため、胆管と小腸を直接結合していて、その結合部分が何らかの原因で細くなっているなどすると、小腸からの細菌が胆管と逆流し、胆汁の分泌が十分でないとそれらの細菌が胆管内の小腸との結合部付近にとどまり炎症を起こすというものです。

 

これは、胆嚢だけの摘出でも起こりうる炎症といことで、ひどい場合は1週間程度高熱が続くこともあるというものです。その意味では、私の現在の症状は胆管炎とすれば軽症の部類で、実際にどの程度の炎症なのか、本当に炎症を起こしているのかなどを確認しての必要であれば処置をするという説明がありました。

 

内臓再建手術をしているため、口から胃、そして分岐する小腸から膵臓と小腸の結合部を通り過ぎて、ようやく小腸と胆管の結合部に到達するという内視鏡による検査・処置としては難易度の高い部類とのことでした。

 

ということで、現在は、体重も順調に回復し67kg、来月の入院検査、処置に向けて体調を整えています。

 

《続く》