プロアマ観戦記 | すい臓がんサバイバーhassiの日記

すい臓がんサバイバーhassiの日記

2023年1月から9年ぶりに再開しました。2019年9月2日にすい臓がんの手術をしてからの闘いは今も続いています。

9時30分までは、練習場の脇のギャラリー休憩コーナーから選手の練習風景を見ていましたが、石川遼プロのスタートにあわせて練習グリーンに移動しました。その時はじめてL型マレットからセンターシャフトに変えているのを知りましたが、わざと外しているのか、短い距離が左右に外れています。4個のボールをカップの中央、右端、左端、最後に真ん中と打っているように見えました。舘ひろしさんの使っていたL型のヴィンテージパターが妙に気になりました。

9時30分は、青木功プロのスタート、10分間隔で谷原秀人プロ、薗田峻輔プロ、石川遼プロ、最終組が横田真一プロでした。著名人は青木功プロとは舘ひろしさん、そのあとは、柴田恭兵さん、木梨憲武さん、佐藤浩市さん、椎名桔平さんと続きました。

石川遼プロの登場で、ギャラリーの興奮も最高潮に達し、期待どうりの高いドローボールに一段と大きな歓声があがっていました。

その後は、先回りして3#ティーグラウンド脇で石川遼プロを待ち、その次は、6#に移動、7#のティーグラウンドからはフェアウェイの途中で8#のショートホールの後方に移動しました。石川プロのティーショットは、左右に散らばり、3#では、チーピンで左林、7#では、左のOBゾーンに打ち込み、かろうじてセーフ、9#では右にプッシュアウト気味だったのですが、何かスイングを試しているようにも見受けられました。

後半は、逆回りの18#からの観戦で、佐々木主浩さんのグリーン上でのパッティング観戦から始まり、17#ティーグラウンドでは、郷ひろみさんを応援しました。

その後は、16#のショートホールで定点観戦をしました。ほとんどのプロは、右奥の181ヤードのピンに対し、7#アイアンでフェードの感じでした。青木功プロは、狭い右からフックで攻め、石川プロは、おそらく8#でピン筋真上から落としてきましたが、少し風に戻された感もあり、1ヤード足りずバンカーに入り、寄せきれず、ボギー。8#のショートでも短いパットを外してボギーと、ドライバーのみならず、パッティングも何かを試しているように見受けられました。

最終18#の石川プロのティーショットは、圧巻でした。右の林の上を越える高いドローボールで300ヤード先の左のバンカーを越えて行きました。残りは、100ヤード、アプローチウェッジの距離です。短いラフで前下がり左下がりのライからのショットでした。
この状況で、グリーン右奥のピンを狙うことは、石川プロでもミスショットで、やや左に引っ掛かり気味でグリーンエッジでした。当然、パーなのですが、石川プロの悔しそうな表情が印象的でした。

このあとは、ラウンド後の練習風景を見に戻り、ベストポジションを確保しました。宮本勝昌プロや西川哲プロの真後ろで、球筋を見ることができ、とても参考になりました。そこに、案の定というか、石川プロが、やってきました。あっという間に人だかりができたのですが、間近で、スイングの質の高さを実感することができました。練習の内容もレベルが全く違いました。天候も回復し、日々進化する石川プロを間近で見ることができるしあわせな時間が、ゆっくりと過ぎていきました。
 



9#(18#)ロングホール