昨日、11月3日は文化の日
もともとは明治天皇の誕生日が文化の日の起源。
日曜日を挟んで三連休となりました。
今日はその中日(なかび)で、ゆっくりオーディオ三昧でした
さて、本日は前回の予告どおり、“プリメインアンプでさらに本格的にピュア・オーディオ・ライフ”に邁進
とりあえず、おさらいで前回のこちらのリブログをご覧ください
そもそも“ピュア・オーディオ”の定義としては、アナログによるスピーカー再生サウンドと狭義を当てはめて、自分なりにトライ&エラーのキモチでチャレンジしています
なので、前回までで“デジタルフルアンプからスピーカー直結で完遂”というのはちょっと趣旨とは外れるなとの思いで、なにか自分なりに出来ないかなと考えてみました
とりあえず、こだわってみたかったのが下記のキーワード。
MADE IN JAPANのアナログ・アンプ。
ちょっとレアっぽい感じ。
多少の改造等、少し手を加えて差別化を図ったオリジナリティ。
なるべく“安価”で良いもの。
サウンドも満足できるもの。
これらのキーワードでネット検索
まずはアナログのプリアンプを探してみました。
アナログのプリ(メイン)アンプは性能別に大きく4種類の汎用タイプに分かれるようです。
オーディオ・評論家の林正儀さんの解説を参考にして簡単にまとめると。
A級アンプ
音(=低歪み)は良いが、その反面小出力・大電流・発熱量大
B級アンプ
音(=低歪み)が良く、大出力、小電流、発熱小たが信号波形の増幅率がA級の半分程度。
AB級アンプ
A級とB級の良いとこ取りで、現行のアナログアンプでは主流。
D級アンプ
デジタルアンプ
で、整理すると。
ADの順で効率が高くなる反面、歪みもどんどん増えてくる
効率をとるか歪みの少なさをとるか
アンプとしてのキャラクターが異なってくる。
ちょっと惹かれたのがA級アンプでした。
小出力だが高品位な音が欲しい
けど、ちょっと微妙なポジションニングというのがサウンド面とレアっぽい感じを満たせてくれそう
まるで、航空機の時代に取り残されてしまった大戦艦のようなイメージ。
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タミヤ 1/350 艦船シリーズ No.25 日本海軍 戦艦 大和 プラモデル 78025
24,840円
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戦艦武蔵 (新潮文庫)
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ネットで検索かけるとA級アンプで、MADE IN JAPAN(古き良き郷愁)
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[新版]MADE IN JAPAN
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しかもちょっとした改造が出来そうなもの....
そこでたどり着いたのがこのアンプでした
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プリメインアンプ ビクター AX-F1
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VictorのAX-F1というプリメインアンプです。
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ビクター JVC AX-F1 インテグレーテッドアンプ (プリメインアンプ) の仕様と特長
(主な特長)
●50W+50W(定格出力)「アドバンスト・スーパーA」
パワーステージには、スーパーAを更に進化させた「アドバンスト・スーパーA」回路を搭載する事により、リニアリティーが一段と向上しています。
●少音量でも聞きやすい音「PRESENCE」
低音の臨場感を高め、中音域の音の輪郭をはっきりさせる事により、少音量時や小型スピーカーシステムでも聞きやすい再生ができます。
★PHONO端子装備
レコードプレーヤーをダイレクトに再生可能
(主な仕様)
定格出力:50W+50W (6Ω, 20Hz~20kHz,歪率0.09%)
実用最大出力:75W+75W (6Ω, 1kHz,EIAJ)
周波数特性:10Hz~100kHz (+0dB, -3dB)
ダンピングファクター:100 (1kHz,6Ω)
入力端子(入力感度/インピーダンス(1kHz))
PHONO:2.5mV/47kΩ
CD, TUNER, TAPE, AUX, MD/DCC:200mV/47kΩ
S/N (EIAJ):
PHONO:77dB
CD,TUNER,TAPE,AUX:83dB
CD DIRECT:108dB(IHF,Aネットワーク,ショートサーキット)
トーンコントロール
BASS:±8dB (100Hz)
TREBLE:±8dB (10kHz)
電源電圧:AC100V(50Hz,60Hz両用)
消費電力:
85W(電気用品取締法基準)
6W(スタンバイ時)
AC OUTLET:電源スイッチと非連動3個 (総合最大200W)
サイズ:245W×120H×309.5Dmm
質量:約4.9kg
※メーカーサイト情報をもとに転載。
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価格はヤフオクや
アマゾンなどで完全動作品が3,000円~20,000円とかなりの変動幅です。
1990年中頃の製品ですので外観等の影響もあるようですが、システムコンポに組まれていたため、市場に多く出回っているようですし、恐らくA級アンプで電力消費に伴う発熱などが価格に影響しているのかもしれません。
面白いことに、オークション系は価格が低く抑えられていますが、秋葉原の中古市場やハードオフなどのオーディオ製品を取り扱う店舗系では、1万円前後で取引されているようです。
逆にA級アンプに希少性を見出しているのかもしれませんね
そして、何より自分が着目したのが、内部には5つのオペアンプが内蔵されていたことです
橙の囲みの2箇所は、おそらくIV変換用の入力系で、黄の囲みの3箇所は出力系と思われます。
オリジナルのオペアンプは、橙囲みが“JRC4558DD”で黄囲みが“RC4580DD”
橙囲みは「オペアンプを使った電流-電圧変換回路」で、この回路の入力は電流、出力は電圧でオペアンプの出力側へと流れているものと考えられます。
黄囲みは推測ですが、後段にカップリングコンデンサーが2本刺さっていることからしてRCA出力、ヘッドホン出力、スピーカー出力系3系統と思われます。
音質に大きな影響を与えるのは黄囲み側の3個ですが、橙囲みの2個も性能が音質に影響を及ぼすと考えられます。
標準でついている“JRC4558D”は中級アンプに用いられることが多く音質も凡庸というか可もなく不可もなくといった感じ。
ここらへんが、このアンプの音質に関する弱点評価されやすいポイントのようです。
ネットで検索してみると、解像度がややボヤけ低音もボワつくとの口コミを目にしました。よく言えば優しい、暖かい音。
確かに本体はかなりヒーターかってくらい暖かくなります
ぶわっはっは、(≧∇≦)/"
“JRC4580DD”はオペアンプとしての処理能力が優先されるタイプのようですが、たとえばMUSES8820や8920は音質重視で変換処理能力としてのレスポンスがやや劣るとも言われているので、あえて選択するより、他のオペアンプが良いと思われます。
そこでまずは音質傾向をつかむために、事前に見当をつけ、オペアンプをいくつか選んでみました。それが下記です。
http://akizukidenshi.com/catalog/top.aspx
まず、橙囲み“は2回路入低ひずみHiFiオペアンプ LME49860NA”
そして、そこに直結する出力系の黄囲みは“OPA1622DIP化モジュール”に連結ソケット(両端オスピン) 8Pをハンダ付け
そして、それ以外の2箇所の黄囲み出力系はMUSES8920D
あと、Victor-AX-F1のオペアンプはソケット式ですが、基盤に直接ハンダ付けされているので、後々のオペアンプ差し替えが楽になるように、丸ピンICソケット ( 8P)で下駄を履かせました。
◆ハンダ付けされた基盤の裏側
◆丸ピンソケットをハンダ付けして差し替えを簡単に。
この構成で試聴しました。
結果は、かなりモニターライクではありますが、音の粒立ちや解像度が上がりました。低音のボワ付きも解消。
ただ、真空管式ラインアンプや小型スピーカーの性能もあってややドライな感じ。
なので、若干、立体感というか音像の深み、艶がほしいかなぁ
・・ということで黄囲みの出力部分のオペアンプを再検討することとしました。
ということで続きますので次回もお楽しみに
ではまた~
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