ZenBeatsで学ぶ音楽理論8 ビートメイキングとリズム譜面の理解
ZenBeatsでは簡単にリズムを感覚で創れますが、より発展したビートメイキングには、多少の理論が必要です。
ビートメイキングをするには、いろいろなリズムの種類を符割として理解する必要があります。
そこには、いろいろなリズムがあります。
まず、リズム譜面を理解する事も必要です。
音程が書かれていないリズムだけの譜面で表現されます。
そして、一つの譜表の中に多くのリズムを一緒に表記します。
一番上が、クラッシュシンバル
次に、ハイハットがあり、オープンとクローズがあります。
さらに、タム
そして、スネアドラム
一番下にバスドラムがあります。
(キックやベースドラムともいいます。)
エレクトロニック・ミュージックでは、生のドラムセットとは違う、ビンテージ・ビートボックスのサウンドを様々に組わせて、そのビートを作ります。
時にハンドクラップやシェイカーなど、生のドラムセットでは、あまり使わない楽器音も、ビートボックのシンセ音で扱います。
時に、キックドラムを2つ鳴らすような、生のドラムセットでは、考えられない使い方のリズムサウンドもあります。
【典型的なリズム】
・4ビート(四つ打ち)
バスドラムを四つ並べて一拍に対して打つのが基本です。
単純に1小節に四つキックを配置すると考えるべきでしょう。
(一見、エレクトロニック・ミュージックのみで使われるようなリズムですが、ゲームミュージックなどでも時おり使われます。)
合わせて、
2拍め、4拍めに、スネアドラムをバックビート(裏打ち)と、として打つのが基本パターンです。
・8ビート
バスドラムとスネアドラムを合わせて作る8ビートのリズムです。
エレクトロニックや時にロックにおける基本のリズムです。
・16ビート
バスドラムとスネアドラムを合わせて作る16ビートのリズムです。
エレクトロニックや時にロックにおける基本のリズムです。
【典型的なリズム2】
・スネアのバックビート(裏打ち)
8ビートや16ビートのリズムに不可欠な、スネアドラムの裏打ちです。2拍、4拍に必ず鳴らします。
(クラシックなトランスでは深いリバーブのかかったハンドクラップを鳴らす事もあります。)
・ハイハットパターン
16ビートの基本的なハイハットパターンです。
・スネアロール
特にクラシックなトランスで鳴る16分音符刻みのスネアロールです。
【応用】
・スラー
リズムパターンにおいて、少し難度を上げるのがスラーです。
音符と音符の間をつなげ、複雑なリズムを作り出します。
(慣れないうちは、多くの複雑なリズムで、つまづくことが多いです。そこでZenBeatsをはじめ、TR-8などのリズムマシーンのステップシーケンサーで学ぶと理解が深まるでしょう!)
・シンコペーション
90年代を象徴するリズムパターンです。現代では、あまりそのままの形で使われる事は、ありませんが、複雑なパターンであり基本かつ基礎を構成しているのは間違いありません。
スラーを使い、16分音符をつなげます。
・三連符
「ヒント」リズムの理解は音楽の基盤
譜面を読んだり、作曲を行うには、リズムの理解が、とても大事です。
譜面上の符割を、読むだけで、すんなりと理解する事は、きちんと音楽教育を受けていないと、なかなか難しい事でしょう。
音符をリズムと合わせて読んでいくだけでも、実際には、とても難しい事です。その最初の基盤としてリズムの理解が不可欠になります。
とくにシンコペーションや三連符が混じるようなリズム、さらに発展して変拍子など難しい音大生が学ぶリズムが、たくさんあります。
常に、リズムのパターンを語句として増やす事が、上手な作曲家や編曲家になるためには絶対に必須です。流行のリズムとも言いますね。
【ゲームミュージックにある典型的なリズム】
・ZUNTATA節
ズン・タタ、ズン・タタ、・・!と典型的な裏打ちの16分ベースを鳴らすゲームミュージックの独自の伝統的なリズムです。
・オクターブベース
オクターブでベースなどを演奏する典型的なリズムです。