ZenBeatsで学ぶ音楽理論2 トライアド・コードと進行1
「三和音の種類」
メジャートライアド
基本の三和音です。メジャートライアドは明るい響きを鳴らします。マイナーコード、セブンスコードと合わせて使います。
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マイナートライアド
基本の三和音です。マイナートライアドは切ない響きを鳴らします。メジャーコード、セブンスコードと合わせて使います。
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ディミニッシュトライアド
基本の三和音です。ディミニッシュトライアドは不思議な響きを鳴らします。メジャーコード、マイナーコード、セブンスコードに合わせて時おり刺激的なコード進行を作り出すときに使います。
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オーギュメントトライアド
基本の三和音です。オーギュメントトライアドは不思議な響きを鳴らします。ディミニッシュとも、また異なった響きです。
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サスフォー
Sus4(サスフォー、サスペンドフォー)と呼ばれます。メジャーコードの三度の音を半音上げた刺激的な明るい和音です。あらかじめ知っておくと現代の流行の音楽が創りやすいでしょう!
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パワーコード、オミット3
オクターブ下
歪んだエレクトリックギターを鳴らすときに使うパワーコードというもの。3度の音を省略し、ルート+5度+オクターブの音で、ギターの低音源を3本鳴らす強力なサウンドです。
そこにディストーションやDSPアンプ・エフェクトを使います。
厳密には3和音とは言えませんが、あらかじめ知っておくと現代の流行の音楽が創りやすいでしょう!
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セブンスコード(5度省略)
基本としてのセブンスコードです。使われる音は3音で、三和音とも言えます。
本当は四和音から、5度の音を省略しています。 省略する事で演奏が手軽になり、さらに和音が開放的に響くという効果があります。
実際にはG7からCへと解決させるドミナントコードとして使います。その響きが終始を必要とするからです。
ZenBeatsでの表示 C7
ZenBeatsでの表示 G7→C
「基本のコード進行」
基本のコード進行について説明すると、
C-G-C
C-F-C
C-F-G-C
などになります。
実際にメジャースケールの中で、メジャートライアドを使う場合には、CとFとGを覚えておいて使います。(!)
そのスケールの中で存在するのは「たったの3つ」なのです。
そして、その3つを組み合わせる事でコード進行が作られ、それをループさせたり、別のバリエーションとつなぐ事で「楽曲のコード進行」になるのです。
発展して、
C-F-G7-C
という基本中の基本のコード進行になります。
(これだけでも、著名な初歩のシンプルな曲に使われている立派なコード進行です。)
Cは、トニック
Fは、サブドミナント
Gは、ドミンナント
と呼ばれており、トニックは協和音、ドミナントは不協和音とされています。
(しかし、どのあたりが不協和音なのか平均律での音律では、ほとんど分からないのが現実です。)
サブドミナントは、準不協和音・・・とされてますが、実際は協和音の方に近いです。
「ヒント」
現代では、特にアニメ曲においてG7-Cというコード進行での解決にはあまり使われません。
Sus4(サスフォー、サスペンドフォー)を用いたGSus4-G-Cという解決が、その終始にモダンなサウンドを与えます。
つまり、多くのコード進行の終始は、G-CやF-C、GSus4-G-C、Csus4-Cなど多くのバリエーションを用いるのが現代の音楽なのです。
コード進行は、
C-F-G-C
C-F-G-C
C-F-G-C
C-F-G7-C
このように、音楽らしく繰り返しつつ変化させながら使うとより、作曲らしくなります。
音楽の基本は繰り返しであり、自由な設計作業なのです。
そこに、必要な語句としてのコード進行とそのボキャブラリーとしてのコード・バリエーションなのです。
「ヒント」コード進行は、トニックから始まらなくてもいい
実は、F-G-Cという日本のポップスでよく使われるパターンのコード進行があります。
元々の由来はジャズであり。トニックのCやAmを抜いたコード進行です。
爽快感や疾走感があり、爽やかな音楽によく使われます。
音楽つまり作曲を長い間、勉強していると分かる事が、あらかじめ知った方が、流行の音楽が創りやすいでしょう
コード進行において、ピアノで演奏する時には、
展開形を使って、演奏しやすくします。
・基本の三和音
・ルートに対して5度の音をオクターブ下げる
・ルートの音をオクターブ上げる
3つのバリエーションがトライアド・コードに存在し、ピアノで演奏しやすいように、その都度、和音の形を変化させて、演奏します。
またギターのコード進行では、ギターのtab譜を見てコードを鳴らしましょう!
まずは、コード進行を理解するまで、Cメジャースケールにて、いろいろ学んでみるといいでしょう!
現代は、DAWのトランスポーズ機能で移調する事も簡単です。
Cメジャースケールで、たくさん作曲してみてから、他の調性を活用してみても十分なぐらいです!
「ヒント」
各コードの度数の組み合わせに関しては、やっぱり音大生が読む、楽典を読んでください。