ぱっと見わかりやすいMinilougeの波形スコープとSAW波形。新しいシンセサイザーの基礎3 | ハスキーオフシャルブログ「マスターオブシンセサイズ」

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プロミュージシャン 兼 ジャージ部。主にDAWクリエイター/S、作曲家として活動しています。世界最高のシンセマスター。
SPACE MASTER、XCODE、Still in the Forest..etcなど、いろいろな名義があります。


未来派オシロスコープ!!


ぱっと見わかりやすいMinilougeの波形スコープ

よくあるシンセサイザーらしい、尖った電子音が鳴るぞ。

 

新しいシンセサイザーの基礎3「倍音を増やそう!シンク、リングMod、FM」

 

近年、A1やGAIA、SN-S(FA-06、Integra-7)、Corona、
NordLead A1などシンプルで扱いやすく目的のサウンドを作れる
シンセが増えてきました。

 前回は、EGの使い方を学びだいたい音作りとはそういうものなんだ
ということがわかりました。

それだけでは複雑な倍音をもつ音色を作るのは難しいものです。

そこから、さらにもう1ステップ進んでみましょう。

☆「倍音を増やす機能」で一気にランクアップ!

前回はただ波形を選択するだけでしたが

ついに、”倍音を増やす機能”を学びましょう!!

減算式のシンセサイザーは、ただフィルターで
音を削ることしか出来ません。

しかし、最近のシンセのように複雑で明るい倍音を含んだ
オーディオ波形(PCM)を持っていない事が定番です。

そのため、倍音を生み出す機構が重要になってきます。
倍音を生み出し、明るい音を作り削る・・
そういう方法で音を作ります。

その方法がいくつかありますので
説明していきます。

・「SYNC」シンク(Sync)

ギターのような攻撃的な倍音を生み出します。
 
オシレーター1の周期をオシレーター2の波形の周期で
強制リセットすることで、波形を変化させます。
そうすることで波形の複雑さが増し、倍音が生じます。

片方のオシレーター2の音量を0にし、
倍音の増した方のオシレーター1だけの音を出すのが基本です
(逆の設定のシンセもあります)