DVD/鉄のラインバレル Vol.1 (DVD+ドラマCD) (初回限定版)/TVアニメ/VT...
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鉄のラインバレルという面白いアニメ・コミックがある
そこで、ヒーローになりたくて
青い鳥で「自分以上の何か」になりたがる少年が描かれている。
そして、一回死ぬと定番のパターンで
凄い力を得て巨大ロボットを動かすことが出来るようになる
・・でも、やっぱり「未熟な心に大きな力は危険」という
富野アニメの言葉通りに、その行いは悪として暴走していく
そして当然、より強力な上司にボコボコにされる。
また主人公の少年をいじめから助けてくる、
ヒーローのような親友は、現実にはいない。
このアニメはやっぱり究極的には、青い鳥だ。
「男だから」「男の面子」から守られる事が受け入れられない。
蛙化現象でもあり、高すぎる理想と現実のギャップから
少年は自分をありのままに受け入れられない。
その顔(今までの生い立ち)が立たないからだ。
しかし、現実に守ってくる都合のいいヒーローがいたとしたら
その現実を受け入れるしかないじゃないか。何の役にも立たない、男の面子なんて捨ててしまえ
(特に女優、女子歌手はいつの間にか名誉男性と思い込んでいる)
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強力な上司にボコボコにされて、「小さな自分」をやっと分かるのが
現実だったんだ。理想という誇大妄想は卵のような殻で
未熟な心を守っているが、大人になるには、その殻を破って
外に出る必要があったんだ。
その恥ずかしいと思っていた顔が
少年の本当の顔であり、その顔がいいんだと言える事が
本当の勇気じゃないか。
「真の大人」とは何だろう?ありのままの自分を受け入れて
正しさと強さと賢さ、最後は優しさを持ち合わせることだ。
身勝手な王様のような自由(理想郷)は
山奥や無人島にしかありえない。
演劇の舞台にも、歌手のステージにもそれはない。「妄想」だ
雨が降る [ 坂本真綾 ]
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