薔薇のデザインを見て、螺旋状の広がりに詳細なディテールや、香り、色合い、ブランド性を感じるのは僕だけでしょうか?
止揚における螺旋状の広がりは、茎の根元の花びらが成長とともに広がり、その内側のディテールが詳細さを増し、美しい複雑なデザイン、品格や香り、甘い蜜など、人を引き付けてやまない魅力を有しながら魅了していくという過程が、ブランド性という意味では、理想的なように感じています。
何故?薔薇はこのようなデザインなのか?
については、色々な諸説があるでしょうが、そのデザインは優雅で上端に向かって小さくなっているために、茎との密着部分の土台がしっかりしており、暴風雨や温度変化などにも相当な耐性を持ち、尚且つ光合成や交配には不可欠な虫達へのプレゼンテーションという意味でもとても優れたデザインです(^^)
そのデザイン性は、数学的な黄金率を持った、自然の叡智(進化を経たDNA配列)が生み出すものですが、外見だけではなく香りや触感、味覚、各種効能にも優れた、戦略的にも、とても進化した植物種であることは、誰もが納得せざるをえないのではないでしょうか?
このためテーゼ(美しい・魅力的)に対するアンチテーゼ(脆い・儚い等)をより高次元で統合し、ジンテーゼ(結実点)を導き出していることで、種が絶えることなく、世界中で愛されているというような、広範囲での分布を可能としている所が、不滅のブランド(Chanel等)との共通点を感じるところです。
デザインで特徴的なのが、正面に限りますが、どの角度から見ても色々な表情や色合い、及び質感を持っていて、ジュエリーデザインでも活用されている、黄金率があらゆる所で見られます。
この数学的な黄金率は、自然の語りかけている言葉なのか?
明らかなことは、薔薇の花びらに限らず、自然の生み出した有機物の多くが持つ数学的な数値は、黄金率と形容されるように、デザイン(設計)という意味でもとても優れたもので、自然が人に語りかけ継承される言葉として、日常で利用されていない場所を探すのが難しい程の頻度で利用されており、人間が自然の叡智から学んでいる数値(言語)は、僕の知り得る限りにおいても人間の進化とともに、より広範囲な解釈がされるようになっているのは事実だと感じています!
薔薇を一つのビジネスモデル(ブランド)と定義すると、とても優れた戦略(歴史とともに歩んで止揚されたDNA=進化)に基づき、人を引き付けるコンテンツとしての多くの特徴を兼ね備えていることが分かります。
見た目の美しさ、香り、効能、耐性により、多くの地域に分布できる生命力など、数え上げたらきりがないのですが、それらすべての要素が見事に結実しており、論理性においても、創造性においても、他の花の追従を許さないほど人々の心に浸透している点が、唯一無二の価値を生み出しており、とても興味深く、自然と人とのクリエイションによるかけがえのない存在として、これからも多くの人を導き、癒し、祝福してくれ、人と自然の接点であり続けることへの感謝の気持ちを付け加えておきます。
それでは、また(^^)