アンディ・ウォーホールって、知ってますか?
↓ウィキペディア
アンディ・ウォーホール
よく目にするポスターやキャンベルのカンのデザインなどで、
有名なポップ・アートの巨匠です!
僕は、広告デザインやっている関係上、ポップアートはとても好きで、
アンディ・ウォーホールには多大な影響を受けています。
一般的には、色合いが派手で、
目に付くデザイン・アートと感じるだけかもしれません!
実は、アンディ・ウォーホールが受け入れられた背景には、
資本主義の大量生産・大量消費の時代背景が大きく関わっています。
それまでアートの主流であった一点主義時代から、
ライフスタイルの変化が起こり、大量生産・大量消費文化を、
なぞるように、ポップアートが広まりました。
手法としては、最も手に入りやすい題材をモチーフに、
新聞や雑誌の切り抜き等を用いてコラージュしたものを、
シルクスクリーン(版画)で大量に量産するといった、
まさに資本主義の申し子的な…やり方です!
現代的に言うと、スキャンしたイメージをPhotoshop上で、
切り抜いたり、加工したりして、プリンターで刷りまくるみたいな
イメージです…広告デザインそのものですね^^;、
現代広告デザインの礎を作った人と
言ったほうが分かりやすかったですね^^;、
そんな感じで、ニューヨークにスタジオを構えて、
作品も大量に生産していたみたいです!
そんなポップアートですが、どう見てもデザイン的な要素が強く、
言うなればアートと言うより完全に模倣的なものなんですが、
オリジナルはなんと何千万で取引されていて、完全にアートです!
村上隆氏のフィギュアもポップアートな感じだと思いますが、
ニューヨークのオークションで、16億円で落札されたのも驚きです!
↓※精子の量が半端ない!笑
村上隆氏 マイロンサムカウボーイ
このように年代を経て、アートも変わってきているんですが、
上記のような新聞の切り抜きや漫画っぽいものは、
あるポイントで超越が始まり、一気にオリジナルの
個性的なアート作品に上り詰めてしまったものなんです!
そのため何億とかの値がつくわけですけど…
一般的にはアート作品はよくわからないなんて言われますが、
値段がついた時の価値基準は明らかで、とても公です!
欲しい人が多い、高値がつく!
これが価値基準であり、
オリジナルティの証明にもなる訳です!
もちろん人の目に触れぬまま
何百年もの時を埋もれているものも多くあります。
ヨーロッパの古市で見つかった二束三文で売られていた
ゴッホの絵などもそれに当てはまりますし…
作るだけで人に見せないアーティストも多く存在していますが、
現代では、口コミやネットによりすぐに広まるので、
そのようなケースは減ってきており、
過去の考え方を引ずっているのでは?とも思えます。
このように、ある一点で超越が始まり
オリジナルと言われる価値を発生するようになり、
多くの人が認識することで、価値が生まれるということですね!
これは偶然なのか?
と言うより、情熱であり、愛情なんだと結論づけます!
作品を作る作り手の解き放たれた感情・発想であり、
作品づくりの物語が共鳴効果を生み出し、
オリジナルとして認識されるといった経緯ではないでしょうか?