コトワザというのは、どこの国にもある表現で、

当然日本にも韓国にもたくさんあります。

 

ただ、僕が日本で暮らしながら感じたのは

韓国のように日本では、それほどコトワザが使われていない

という印象です。

 

韓国人はとても頻繁にコトワザを使います。

日常の会話でもドラマでも、時事番組でも。

 

たくさんある中で、実際に日常でよく使われる表現だけ

選んで、少しずつご紹介して参りたいと思います。

因みに、コトワザは、韓国語で「속담(俗談)」といいます。

 

今日のコトワザは、

쇠뿔도 단김에 빼랬다(善は急げ)

ソェプㇽド タンギメペレッタ

 

直訳すると「牛の角も一気に抜けと言われた」になります。

まず単語の説明が必要かと思いますが、

牛の意味の「쇠」ですね。

 

要するに、「소」じゃないの?と

突っ込まると思いますが、「소」でも「쇠」でも大丈夫ですOK

牛肉の事を「소고기」とも「쇠고기」ともいいますから。

因みに、「쇠고기면」というインスタントラーメンもあります。


画像はお借りしました


 

ただし、「쇠」は「소의」の縮約です。

つまり、「쇠고기」は「소의 고기」になる訳ですウインク

 

言葉のニュアンスですが、

どうせ牛の角を抜くんだから、一気に直ちにやっちゃえ!

という感じです上矢印

ちょっと怖いですが。。。あせる

 

語源もあるので、ご紹介します。

昔は農耕社会でしたから、牛はとても大事な存在で、

よく畑仕事などをさせた訳です。

 

しかし、角は人間には危ないですよね?

それで角を内側の方に曲げたり

抜いたりしていたようです(かわいそうに…ぼけー

 

しかし、角はなかなか抜けないもので

熱を加えてふにゃふにゃになると抜いていたようです。

それで、角が冷めないうちに一気に抜いていたから

このような諺が生まれたそうですニコニコ

 

で、日本語の「善は急げ」と同じ意味となりますが

日本語の方が語感がよくて分かりやすいですねグッ

 

例えば、

「코로나19때문에 국민들 생활이 매우 어렵다. 

소뿔도 단김에 빼랬다! 서둘러 지원금을 지급해야한다.」

「コロナウイルスのせいで、国民の生活が大変。

善は急げだ!急いで支援金を給付するべきだ!」

 

という感じで使えます~上矢印

 

コロナウイルス感染拡大で本当に危ないですねショボーン

どうか皆さん、お気を付けください!!