コトワザというのは、どこの国にもある表現で、
当然日本にも韓国にもたくさんあります。
ただ、僕が日本で暮らしながら感じたのは
韓国のように日本では、それほどコトワザが使われていない
という印象です。
韓国人はとても頻繁にコトワザを使います。
日常の会話でもドラマでも、時事番組でも。
たくさんある中で、実際に日常でよく使われる表現だけ
選んで、少しずつご紹介して参りたいと思います。
因みに、コトワザは、韓国語で「속담(俗談)」といいます。
今日のコトワザは、
닭 쫓던 개 지붕 쳐다보듯(頑張ったのに虚脱)
タッチョットンゲ チブンチョダボドゥッ
直訳すると「鶏を追っていた犬が屋根を見つめるようだ」になります。
しかし、これがなぜ「頑張ったのに虚脱」なのか、ピンと来ないですよね?
犬が鶏を食べようと、必死になって追っていたのに、
鶏が突然、飛んで屋根の上に上がってしまいました。
しかし、犬は飛べる訳ないですから、どうする事もできず、
空しくも、ただただ鶏を見つめているだけというニュアンスです。
とてもよく使います!
つまり、自分が何かを目標にして頑張ったのに、
それが急にできなくなる環境になってしまって、
どうする事もできず、虚脱感を覚える時に使われる諺です。
例えば、
「좋아하는 애가 갑자기 전학을 가게 되어서 닭 쫓던 개 지붕 쳐다보는 꼴이 되어버렸다.」
「好きな子が突然転校する事になってしまって、どうする事もできず、空しい。」
という時に使えます。
今日は、以上です~