コトワザというのは、どこの国にもある表現で、
当然日本にも韓国にもたくさんあります。
ただ、僕が日本で暮らしながら感じたのは
韓国のように日本では、それほどコトワザが使われていない
という印象です。
韓国人はとても頻繁にコトワザを使います。
日常の会話でもドラマでも、時事番組でも。
たくさんある中で、実際に日常でよく使われる表現だけ
選んで、少しずつご紹介して参りたいと思います。
因みに、コトワザは、韓国語で「속담(俗談)」といいます。
今日のコトワザは
고래 싸움에 새우 등 터진다
コレ サウメ セウ ドゥン トジンダ
(鯨の喧嘩のせいでエビの背中が裂ける)
これは日本語にピッタリの表現がないのですが、
韓国ではとてもよく使われるコトワザです。
直訳だと鯨同士の喧嘩のせいでエビの背中が裂けるという意味ですが、
これじゃあまりピンとこないでしょうね~
これは比喩的な表現ですが、鯨は強い者でエビは弱い者を意味します。
強い者同士の喧嘩のせいで、間に挟まれた弱い者が被害を被るという場面で
使える表現です。
困ったもんですね!!
例えば、
「과장님하고 부장님하고 싸워서 나만 중간에서 참 난감하다.
완전 고래 싸움에 새우 등 터진 꼴이다.」
「課長と部長の喧嘩で、間に挟まれた私は全く困ったもんだ。
とばっちりを受けるのもほどがある。」
「미중 간의 무역전쟁으로 한국은 중간에 끼어서 피해를 보고있다.
이거야 말로 고래 싸움에 새우 등 터진 꼴이다.」
「米中の貿易戦争で韓国は間に挟まれて被害を受けている。
まさに、とばっちりを受けているってことだ。」
ある方のアドバイスで「とばっちりを受ける」に近いと思い
修正させていただきました。
ありがとうございます
以上です~