コトワザというのは、どこの国にもある表現で、
当然日本にも韓国にもたくさんあります。
ただ、僕が日本で暮らしながら感じたのは
韓国のように日本では、それほどコトワザが使われていない
という印象です。
韓国人はとても頻繁にコトワザを使います。
日常の会話でもドラマでも、時事番組でも。
たくさんある中で、実際に日常でよく使われる表現だけ
選んで、少しずつご紹介して参りたいと思います。
因みに、コトワザは、韓国語で「속담(俗談)」といいます。
今日のコトワザは、
가지 많은 나무 바람에 잘 날 없다
(枝の多い木に風がやむ日はない)
カジ マヌン ナム バラㇺ ジャㇽナㇽ オッタ
今日は少し難しい表現ですが、
少し意訳すると「枝の多い木は常に風に揺さぶられる」の意味です。
これは子供の多い親は心配事が絶えないという意味として
使われているコトワザです。
えっ!?どういうこと?だとツッコミたいでしょうね!
ここで枝は子供を意味します。木は親ですね。
枝や葉が茂っている木は、風が吹くたびに揺れることから持ってきて
使っている表現です。
これで少しは理解していただけましたか?
ドラマで結構出ると思いますが。。。
でも、最近は韓国も少子化ですから、何十年くらい経つと
使われなくなるかも知れませんね~
例えば、
「가지 많은 나무에 바람 잘 날 없다더니,
우리집은 5형제라서 사고가 끊이지 않는다.」
「うちは、5人兄弟で人が多い分、もめごとが絶えない。」
これはかなりの意訳が必要でしょうね。
今日はこんなところです。
ではでは~
