最後までお腹いっぱいだった『美女と野獣』 | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

では、昨日観に行った『美女と野獣』の感想でも書くとしますかね。演劇



今日が千秋楽の『美女と野獣』。前楽の公演を観に行ってきました。前回に観たのが去年の6月だったから半年振りくらいの観劇でした。「四季の会」の先行予約でチケットチケットを取ったんだけど、前楽の公演が観られるとは思ってもみなかったので、チケットチケットが取れた時は軽くビックリえっしました。昨日は劇場にかなり早い時間時計に着いたので、入口前の看板(と言うのかはてなマーク)を写真に撮ってみたりして…にひひ


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昨日は前楽の公演という事もあってか、劇場はお客さんでいっぱい。チケット売り場の窓口には全席「売り切れ」の文字もありました。お客さんも多かったので、拍手も大きくかなり盛り上がっていた感じでした。昨日座った席は2階2列19番。四季劇場[夏]で初めての2階席。今回の『美女と野獣』では最初で最後の2階席でした。初めて2階席から観たんだけど、照明がああいう風になっていたのかと思ってもっと前に2階席で観ればよかったかなぁとも思ったりして…。キャストの方は佐野ビーストに坂本ベル、野中ガストン、百々ルミエールに青羽コッグスワース等のお馴染みのキャストと早水ミセス・ポットに布施ルフウといった初見のキャストも居て、見応えのある感じのキャスト陣だったと思います。




では、気になるキャストの感想を。



ビーストを演じた佐野正幸さん。

佐野ビーストは一昨年の6月以来。最後に佐野ビーストを観る事が出来て嬉しかったです。ニコニコ久し振りに佐野ビーストを観たけど、歌も演技も安定しているので安心して観る事が出来ます。演技は細かくて良いですね。緩急をつけた芝居で魅了してくれました。ベルの事を愛しているのにモリースの元に帰す場面では自然と涙が出てきました。歌は申し分ないですね。素敵な歌声を披露してくれました。1幕最後の「愛せぬならば」は圧巻。声の伸びも良くて感動的でした。2階席だったので人間の姿に戻った後でコッグスワースの「あの若い人は誰はてなマーク」というセリフにもそんなに違和感はなかったかなと…。にひひだってねぇ、1階席の前の方だと…(以下自粛)。


ベルを演じた坂本里咲さん。

坂本ベルも佐野ビースト同様一昨年の6月以来です。最後は坂本ベルでしたか…。初演からベルを演じているだけあって演技も歌も安定しているので安心して観る事が出来ます。いつ観ても思うんだけど、里咲さんのベルは「演技派」のベルですね。場面によって表情も変わっているのも良いです。歌も良かったです。綺麗な歌声を披露してくれました。佐野ビースト同様、昨日は2階席だったから「娘」というセリフにもそんなに違和感は感じなかったかなと…。1階席の前の方だと…(以下自粛)。それにしても、いい加減ベルを卒業しても良いんじゃないかなぁ…(って、そう思うのは俺だけはてなマーク)。


ガストンを演じた野中万寿夫さん。

野中ガストンは前回(と言っても、去年の6月だけど…)に観て以来。田島ガストンも観たかったけど、千秋楽までにもう一度、野中ガストンを観たかったので、昨日観る事が出来て良かったです。ニコニコ野中ガストンはやっぱり面白いですね。野中さんも初演からガストンを演じているので演技等に余裕が感じられます。所々に入る小遊びも面白いので、自然と野中ガストンに目目が行ってしまう。野中ガストンもそろそろ卒業かなぁ…。


ミセス・ポットを演じた早水小夜子さん。

昨日の観劇で一番嬉しかったのは早水さんのミセス・ポットを観る事が出来た事です。にひひ以前から早水さんのミセス・ポットを観たいなぁと思っていたんだけど、なかなか観る事が出来なくて…。東京再演の最後に念願の(はてなマーク)早水ミセス・ポットを観る事が出来て本当に嬉しかったです。ニコニコそんな早水ミセス・ポットですが、大きな愛情でみんなを見つめている優しいお母さんという感じがしました。歌も良かったです。心に染みる歌声は感動的。また観てみたいと思わせてくれるミセス・ポットでした(と言っても、今度はいつ観る事が出来るのか…)。


ルミエールを演じた百々義則さん。

今回の東京再演では殆ど百々ルミエールでした。一度だけ道口さんのルミエールを観たくらいで、後はずっと百々さんのルミエールでした。連投続きでしたが、疲れも見せずに最後までルミエールを演じてくれた百々さんに「本当にお疲れ様でした」と声を掛けたいくらいです。演技も歌も安定しているので安心して観る事が出来ますね。次の上演地の札幌でも連投が続くのだろうかはてなマーク



他にも青羽コッグスワースのオトボケ振りには笑わせてもらったなぁとか布施ルフウはもう少しおバカさんなルフウでも良かったんじゃないかなぁとか、ムッシュー・ダルクは最後まで川原さんばかりで他の方のムッシュー・ダルクを観なかったなぁとか、色々書こうかと思ったんだけど、この辺で…。



さて、今日が千秋楽だった『美女と野獣』。やっぱり最後までお腹いっぱいでした。にひひ初演の時は感じなかったんだけど、『美女と野獣』って、こんなにお腹がいっぱいになる作品だったんだなぁ…。にひひとは言え、感動する舞台である事は間違いないです。いつまた東京東京タワーに戻ってくるのか解らないけど、戻ってきたらまた観てみたいです。