怒涛の(?)観劇~55ステップス篇 | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

では、怒涛の(はてなマーク)集中観劇後半の舞台の感想でも書くとしますかね。演劇


ライオンキング』から書こうか『55ステップス』のどちらから書こうか迷ったんだけど、観に行った順番から書こうかと思って、『55ステップス』の感想から…。


去年の7月の大阪公演を観て以来の『劇団四季ソング&ダンス 55ステップス』。久し振りに観たけど、やっぱり何回観ても感動する素敵な作品ですね。『ソング&ダンス』シリーズはパートⅠ~Ⅲ、そしてこの『55ステップス』と全て観ているんだけど、シリーズの中ではこの作品が一番好きかな。東京、名古屋、大阪公演と演出や振付が変わっていたけど、専用劇場の時とはまた違う輝きキラキラを放っていたような感じがします。


多摩と所沢のキャストです。頭に合格が付いている人が前回(大阪公演)と違うキャストです。


ヴォーカルパート

合格渡辺正 合格村俊英 李涛

合格金平真弥 合格織笠里佳子 合格福井麻起子


ダンスパート

岩崎晋也 金久烈 萩原隆匡 合格斎藤准一郎 徳永義満 合格水原俊 前田順弘 合格新庄真一 合格花島佑介

加藤久美子 泉春花 須田綾乃 今彩乃 合格原田麦子 合格柴田厚子 合格岡本美南 合格小菅舞 合格井上佳奈 駅田郁美


ん~、こうして見ると合格ばっかりという感じだなぁ…。ヴォーカルパートは李涛さんだけが大阪公演の時と同じだし、ダンスパートも名古屋公演や東京公演では観た事のある方や、この作品では初めて観る方などと様々だ…。かなりお腹いっぱいになるキャストですなぁ…。



では、気になるキャストの感想を。



金平真弥さん。

智恵さんの枠に入っていた金平さん。いや~、凄いですね。声量と良い、歌の上手さと良いホントに素敵で圧倒されました。「アプローズ」から魅了されました。「星のさだめ」も良かったです。『アイーダ』ではアムネリスを演じているけど(俺はまだ金平アムネは未見ですが…)、アイーダも充分に演じられるんじゃないかというくらい素敵でした。「ゴッド・ヘルプ」も良かったと思います。思いっきり泣かされました(ま、タオちゃんの演技に泣かされたと言っても過言では無いが…)。「ドレミの歌」ではマリア先生というより歌のお姉さんといった感じかなぁ。ま、それはそれで良いと思うけど…。「ブエノスアイレス」も良かったですね。男達を惑わす感じのエバになっていて素敵でした。


村俊英さん。

この作品では名古屋公演以来の村さん。深みのある歌声で魅了してくれました。持ち歌である「ピラトの夢」や「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」はもちろん、他の歌でも素敵な歌声を披露してくれました。「チム・チム・チェリー」での煙突からヒョコっと出てくる所ではちょっと可笑しくて笑いそうになった。その後の「ドレミの歌」では笑わせてもらったけど…。「スターライト・エクスプレス」も良かったんだけど、衣装がどこかの田舎のおじさんみたいで…。そう言えば、高井さんの時もそんな感じだったなぁ…。芝さんはあの衣装を拒否したのだろうかはてなマーク


織笠里佳子さん。

早水さんの枠を担う織笠さん。早水さん程では無かったかもしれないけど、心に染みる歌声を披露してくれました。久し振りに織笠さんの「メモリー」を聴いたら、五反田でのふてぶてしいグリザベラを思い出したりして、横浜でもグリザベラを演じてくれないかなぁと思ったりして…。「手をすり抜けて」は早水ドナとは違うお母さんでした。何と言うか大らかなお母さんという感じで、「こういうドナも良いかも」と思いました。もちろん、このナンバーで泣いたのは言うまでもありません。


李涛さん。

久し振りにタオちゃんを観たけど、タオちゃんはホントに表現力が豊かですね。「勝利ほほえむ」のラダメスは格好良いし、「ラム・タム・タガー」での弾けっぷりも良かったし、「名も知らぬ人」も素敵だったし、そして何より『ノートルダムの鐘』のカジモドは素敵過ぎる。「僕の願い」から「ゴッド・ヘルプ」までず~っと涙を流しっぱなしでした。「スターライト・エクスプレス」での表情も良いんですよねぇ。「ラム・タム・タガー」や「スターライトエクスプレス」の時に着ている衣装からチラリと見えるギャランドゥもセクシーでした。ただ、多摩公演や所沢公演で観た時は今まで以上にギャランドゥが見えていた気がするんだけど、洗濯で衣装が縮んだのかなはてなマークそれともただの気のせいかはてなマーク


加藤久美子さん。

エスメラルダや「ヴァリエーションズ」、「夢を配る」等と今回かなり美味しい所(はてなマーク)を持っていってる加藤さん。エスメラルダは素敵でした。「ヴァリエーションズ」も敬二さんや坂田加奈子さんのバージョンとは違った感じですね。加藤久美子さんの「ヴァリエーションズ」は何処かに柔らかさを感じます。こういう「ヴァリエーションズ」も良いと思います。今月号の四季の会の会報誌「ラ・アルプ」に敬二さんが「ヴァリエーションズ」の事を話してたけど、「ヴァリエーションズ」の音楽が始まったと同時に涙が流れて、泣きながら観てました。


渡辺正さん。

一昨日、昨日と連続で観て、ナベさんに嵌ってしまいました。これでもし今日も観ていたら完全にナベさんのファンになっていたかもしれない(って、ある意味既にファンかも)。いや~、思いっきり笑わせてもらいました(誉めてます)。観る前までは「ナベさんは大丈夫なんだろうかはてなマーク」、「ナベさんを観ただけで爆笑してしまうんではないだろうかはてなマーク」等と色々な事で不安と期待の入り混じった気持ちでした。「観ただけで爆笑」という事は無かったけど、ナベさんを自然と目目で追いかけている自分がいました。「ようこそ劇場へ」での腕の組み方(と言うのか、アレははてなマーク)や、いちいち立ち位置を目で確認する姿とか、「ビーアワゲスト」で村さんよりも足が上がってないダンスとか、「I Got Rhythm」で真顔で「ンパッ、ンパッ」と言いながらシンバルを叩く姿「スーパースター」でのシャウト等、思い出しただけでも大笑いできるんだけど(小バカにしてるかもしれませんが、おもいっきり誉めてます)、一生懸命に取り組んでる姿に感動しました。色んな意味で応援したくなりました。応援するから敢えて言うんだけど、ナベさんにはやっぱりラダメスは似合わない。「じゃ、何が似合うのはてなマーク」と聞かれても返答に困るが…。広島ではサムを演じるのだろうかはてなマーク


前田順弘さん。

前田君、なんだか成長しましたねぇ。格好良くなってました。「早く王様になりたい」でのコミカルな前田君は全国公演でも健在。東京、名古屋、大阪では徳永さんのパンツを下ろすのにてこずっていたのに、すんなり下ろしてました。「音譜早く王様になりた~い」の「に」の所も声が裏返る事もなくなったし(「に」を強調するようになったという事かもしれんが…)。カーテンコールでのアクロバットは素敵ですね。



萩原隆匡さん。

萩原さん、格好良いですね。ダンスは素敵で「アプローズ」や「アレキサンダーズ・ラグタイムバンド」、「I Got Rhythm」等のダンスの場面では自然にハギーを観てしまいます。「トプシー・ターヴィー」で『ドリーミング』の幸福の御殿の太ったメイドに扮したハギーが踊らないのがちょっと残念だったけど…。



他にも春花ちゃんの見事なバトン捌きを目の前で観る事ができて嬉しかったなぁとか、福井さんは至って普通だったなぁとか、「メモリー」で若き日のグリザベラを踊った須田さんもなかなか素敵だったなぁとか色々書こうかと思ったのですがこの辺で…。



そうそう、全国公演では「ドレミの歌」で舞台に上がるお客さんってセンターブロックの最前列では無くてランダムに選ばれるんだねぇ。昨日の所沢公演ではC列7番という端っこの方の席で、もしかしたら拉致られるのかと思ったんだけど、結局は選ばれず…。ホッとしたような、ガッカリしたような…。でも、選ばれたら舞台後方でシンバルや小太鼓を楽しそうに叩いてるタオちゃんやハギー、准一郎君や水原さんを観る事が出来ないから選ばれなくて良かったか…。



さて、何回も書いてるかもしれないけど、この『劇団四季ソング&ダンス 55ステップス』はホントに何回観ても感動できますね。全国公演が終ったら、また東京で凱旋公演をしてくれないかなぁ…。






























ライオンキング』篇につづく…