これぞ本物! | 端っこの気持ち

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東京の端っこに住む劇団四季と酒をこよなく愛する頑固者が書くいつまで続くかわからん日記…のようなもの

って事で『アイーダ』を観てきた。演劇


今日で5回目の観劇となった『アイーダ』。やっぱり感動できる良い作品ですね。今日は濱田めぐみさんのアイーダと阿久津陽一郎さんのラダメスと日本オリジナルキャストが2人も揃って嬉しかった。これでアムネリスもオリジナルキャストだったら最高だったんだけど、それはもう無理だし…。阿久津効果とでもいうのか、今日はお客さんの入りも良くて満席状態でした。舞台の方も熱ければ客席も熱かったです。カーテンコールも何度かあってみんなスタンディングオベーションでした。


では、気になるキャストの感想を。


アイーダを演じた濱田めぐみさん。

いつ観ても濱田さんのアイーダは素敵ですね。何と言うかアイーダが乗り移ってるという感じです。歌の方はもちろん、演技も素晴らしかったです。今日はオリジナルキャストの阿久津さんが相手だったからか、とても演じ易そうでした。ラダメスとヌビアの民との間で揺れるアイーダの心に何度も泣かされました。「星のさだめ」の場面では濱田さん自身も涙を流していて、観ている俺ももらい泣きしてしまった。


ラダメスを演じた阿久津陽一郎さん。

日本オリジナルキャストの阿久津ラダメス。オリジナルキャストだけあって流石に素敵ですね。自然と阿久津ラダメスを目目で追いかけてました。歌も演技も余裕があって良かったです。メレブへも「しょうがない奴だな」となんだか可愛い弟のように接している感じですね。アイーダへの愛情に気付いて戸惑っている感じも上手く表現してましたね。歌の方も素晴らしかったです。『アイーダ』のCDCDの時よりも更に良くなっている感じです。阿久津ラダメスを観てしまうと他の方のラダメスは暫くの間は観なくても良いかなと思ってしまう。でも、福井ラダメスは観てみたい。


アムネリスを演じた光川愛さん。

今までず~っと五東さんのアムネリスだったので光川アムネリスは新鮮でした。どことなく気の強いアムネリスという感じですね。細くてスタイルも良いのでモデルさんみたい。どの衣装も素敵に着こなしている感じです。歌の方も素敵でした。高音を出す所で少し「んはてなマーク」と思ったけど素敵な歌声を披露してくれました。ただ、今日は歌っている時にちょっとだけ日本語が怪しい部分もあって…。とは言え、素敵なアムネリスである事には間違いないと思います。金平さんのアムネリスも観てみたいなぁ…。


メレブを演じた有賀光一さん。

中嶋さん、吉賀さんに続いて3人目となった有賀メレブ。3人のメレブの中で一番メレブらしい気がします。メレブのセリフに「10歳の時に衛兵に殺されそうになった時にラダメス将軍に助けられた」というのがあるのですが、中島さんや吉賀さんのメレブだと「メレブが10歳…、じゃ、ラダメスは一体いくつだったんだはてなマークどう観てもラダメスの方が年下に見えるぞ」と思うくらい違和感があったんだけど、有賀メレブだとそんな事は思わないですね。有賀さんは演技が本当に上手いですね。アイーダへの憧れというか淡い恋心のような気持ちが伝わってきました。これからも有賀メレブを観ていたいですね。


ゾーザーを演じた田中廣臣さん。

田中ゾーザーも初見です。う~ん…。悪くはないんだけどなぁ…。何となくゾーザーというキャラに合ってないような気がします。飯野ゾーザーのような色気のある悪という感じがしない。悪人なんだけど、何処となく人柄の良いゾーザーで悪事も最後の詰めが甘いので失敗に終るんじゃないかと思ってしまう。見た目は悪人顔なんだけどねぇ…(誉めてます)。ん~、何だろうはてなマーク悪くはないんだけどなぁ…。



他にもネヘブカを演じた松本昌子さんは存在感があったなぁとか、ゾーザー軍団は今日も格好良かったなぁとか色々書こうかと思ったのですがこの辺で…。




今日は日本オリジナルキャストの2人が出演していたので5回目にして本物の『アイーダ』を観たという感じです。何と言うか「これぞ本物ビックリマーク」という感じです。今までの『アイーダ』も本物の『アイーダ』なんだけどね…。




それはそうと、今日は『エクウス(馬)』の「四季の会」会員先行予約の初日でしたね。やっぱりストレートプレイという事もあってか、あっという間に2公演分のチケットチケットを手に入れる事ができました。ちなみにステージシートではありません。ダイサートは日下さんが演じるんだろうけど、アランは誰が演じるんだろうかはてなマーク田邊真也さん辺りが演じるのかなぁ…。ま、誰が演じても良いんだけどね。